TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

テゾスの資金調達を巡る訴訟、2500万ドルの和解で最終合意

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テゾスのICO巡る裁判に最終決着

テゾス財団は、ICOによる資金調達を巡り、3年以上に渡って続いてきた裁判に最終的な判決が下り、原告側との和解を報告した。

2500万ドル(約26億円)の和解案について3月には原告と財団の間で合意が成立、5月にはカリフォルニア州のシーボーグ判事が予備的に承認していた。今回の判決はそれを確認し、裁判に終止符を打つ。

和解の一環として、主な原告であるトライゴン・トレーディングの弁護士は、賠償金総額のうち3分の1に相当する850万ドル(約9億円)を受け取ることになる。

残りの1650万ドル(約17億円)は、テゾスが2017年に行ったICO(イニシャルコインオファリング)に参加して損失を被った投資家に渡される。

投資で利益を得た人は請求できなくなるものの、2019年11月25日までに資産を損切りで売却したすべての個人と事業体に資金を分配。

また11月25日までにトークンを売却しなかった人や、パスワードを紛失してトークンにアクセスできなくなった人も資金を受け取ることができる。

配分を得るために、和解金の対象となる者は10月16日までに請求フォームを提出しなければならない。

テゾス財団はすでに、和解案について合意が成立してから「tezos foundationsettlement.com」という、和解情報専用のホームページを開設済。和解金の申請方法、FAQなどを掲載、請求フォームも設置している。

未登録証券か否かの判断はされず

訴訟は、トークンセール後の財団内部の対立などによりトークン配布が遅れたこと、米国内で無許可の未登録証券を販売したことなどを焦点に行われていた。

テゾス財団は今年3月に「いかなる過ちも犯しておらず裁判は無益」と主張しつつ、和解することがコミュニティとテゾスプロジェクトにとって最も有益になるとして和解案に合意。

今回の最終判決では、2億3200万ドル(約246億ドル)相当を調達したテゾスのICOが、未登録の証券販売であったか否かについては判断されていない。

原告は以降、今回の件に関わるテゾス財団側へのこれ以上の申し立てを放棄することになる。

尚、テゾス財団は和解金とは別に、訴訟費用である約20万ドル(約2100万円)も負担する。

最近のテゾス取扱事例

仮想通貨取引所でのテゾス(XTZ)ステーキングサービスは、米コインベース、Bitfinex、バイナンス、クラーケン、Huobiなどですでに開始されている。

また、中国の国家ブロックチェーンプロジェクト「BSN(Blockchain-Based Services Network)」が新たに統合する6種類のブロックチェーンの中にもテゾスが含まれていた。(他5種類はイーサリアム、イオス、Nervos、ネオ、IRISnet)。

BSNは複数のブロックチェーンのハブとして構築されているもので、統合によりテゾスの開発者も、BSNが海外に設置するデータセンターなどのリソースを用いて、アプリケーション開発が可能となる。

関連:中国国家ブロックチェーン構想、6種類のパブリックチェーンを統合へ イーサリアムやテゾスなどが対象

7月下旬、米大手仮想通貨取引所コインベースProが欧州ユーザー向けに、GBP(英スターリング・ポンド)、EUR(ユーロ)建てによる新たな取引ペアを開始。テゾスもGBP、EUR両方の法定通貨と取引ペアを構成することになった。

関連:コインベースPro、仮想通貨XRP、テゾスなど4銘柄の新たな法定通貨取引ペアを追加へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧