はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国取引所3社に横領調査:顧客資産の不正利用で仮想通貨購入の疑い

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

取引所の顧客資金流用
韓国の取引所が顧客の資金を流用しているとして、検察官の捜査を受けました。現時点で、分かっている事は多くなく、未だ疑いをかけられた取引所の名前も明らかにされていません。日本でも、規制機関が仮想通貨取引所の従業員が顧客のビットコインを個人的な目的のため流用したとして、一時停止命令が言い渡されています。
韓国政府の仮想通貨業界に対する対応の変化
一時期韓国の仮想通貨取引の禁止が噂されていましたが、1月に韓国の財務大臣によってその噂も一掃されました。その後も、匿名取引の懸念はしているものの、ICO全面禁止の撤廃を検討するなど、韓国の仮想通貨業界に対する姿勢が良い方向に変わってきています。

韓国の3つの取引所が横領の疑いで操作を受ける

韓国の3つの仮想通貨取引所がユーザーの資金を横領している疑いから検察官による捜査を受けたと報告されています。

韓国メディアのChosunは、今週3つの仮想通貨取引所を対象に南ソウル地検が顧客資金流用の申し立てによる一連の捜査を行ったことを明らかにしました。

取引所の役員及び、従業員に対し、顧客の法定通貨資金を使用し、他の取引所で仮想通貨を購入した疑いがかけられています。

捜査の中で、検察官達は、送金記録や、携帯端末、財務諸表、取引所が所有するコンピューターのハードドライブなどを押収しました。

現時点で、分かっている事は少なく、疑いをかけられた取引所の名前も、未だ明らかにされていません

ソウルの検察官は、韓国の規制機関や鑑識機関から仮想通貨取引所の外部監査を通して、顧客資金を不正使用した可能性があるとして地検に警告が送られてきたと主張しました。

検察官は以下のように述べました。

「これらの企業は、1月の金融委員会及び、韓国資金情報機関における監査で発見されたビットコイン取引所間の疑いのある送金の捜査で検知されました」

日本でも先週、規制機関は仮想通貨取引所に対して、従業員が顧客のビットコインを個人的な目的のため流用したとして、ビットステーションに対し業務停止命令を言い渡したニュースが話題になりました。

CoinPostの関連記事

金融庁がコインチェック・Zaif・GMOコインを含む7社を行政処分|内容まとめ
金融庁が、最も悪質だと判断した2社に業務停止命令、5社に業務改善命令を下しました。注目ポイントは、「業務停止命令」を受けた業者が現れたこと、コインチェックが2度目の業務改善命令を受けたこと、またZaifやGMOコインといった大手取引所も新たに業務改善命令を受けたこと、の3点です。

この捜査及び、押収は、年始から既存の銀行の支持も受け、韓国の当局が仮想通貨業界の精密な調査を始めた数ヶ月後に起こっています。

当時、韓国の司法大臣は、仮想通貨取引の禁止を検討している事を公共的に述べ、その直後に大衆を始め、政府の他の省庁から多くの反感を買いました。

さらに、韓国の金融委員会の役人達も司法大臣の軽率な声明に関係するインサイダー取引に関与している事が発覚しました。

インサイダー調査は続き、インサイダー取引を行なった疑いがある役人達には、さらなる取り調べが行われ、それ相応の法的処置が執られる予定です。

そして1月の終わりに、韓国の財務大臣によって政府が仮想通貨取引所や取引を禁止する考えを持っていない事が明らかにされました。

一方で、韓国の関税局は、国内で$6億(約636億円)の違法な仮想通貨取引が行われていることを主張し、脱税及び、資本流出を抑えるため、当局は匿名取引の終わりを強調しました。

さらに最近では、金融規制機関は仮想通貨業界に対し寛容的な方針を示し、政府も仮想通貨取引を”支持”すると強調しています。

そして、韓国当局が国内でのICO全面禁止を撤廃することが検討されているとも報告されています。

3 Korean Cryptocurrency Exchanges Raided in Embezzlement Inquest

Mar 15, 2018 by Samburaj Das

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/30 金曜日
16:47
1億8400万件のログイン情報が流出、マルウェアで収集か=報道
サイバーセキュリティ研究者が1億8400万件のパスワード流出を発見。暗号資産ウォレット、銀行、SNSなどの認証情報が漏洩。2FA設定など今すぐ実施すべき対策を紹介。
13:45
「富への21の道」、マイケル・セイラーがビットコイン長期保有を推奨
米ストラテジー社のセイラー会長がラスベガスのBitcoin 2025で基調講演。ビットコインを「完璧な資本」と位置づけ、企業・個人投資家に長期保有戦略を提示。コンプライアンス重視の投資手法にも言及。
13:10
アバランチで35兆円相当の不動産証書トークン化、米ニュージャージー州最大郡
米ニュージャージー州バーゲン郡が約35兆円相当の不動産証書37万件をアバランチのブロックチェーンでトークン化する。登記処理時間の短縮など様々な利点が見込まれる。
11:59
仮想通貨市場は売り優勢、ETF流入継続も投資家心理に変化の兆し
仮想通貨ビットコイン価格は105000ドルを割り込み、ETHやXRPも売られた。ETF流入42億ドル継続も投資家心理に変化の兆しもあり、ロング・ショート比率0.90、クジラ蓄積鈍化など最新の市場分析データを詳解。仮想通貨市場の短期見通しと投資戦略のポイントを解説。
11:30
米下院がCLARITY法案提出、仮想通貨の大部分を「商品」規制へ移行か
米下院が超党派でCLARITY法案を提出した。仮想通貨の大部分を証券からコモディティに分類変更し、規制権限をSECからCFTCへ移行する内容を盛り込んでいる。
10:25
ビットコイン相場、指標過熱で調整リスク=CryptoQuant分析
仮想通貨ビットコインが先週史上最高値111,814ドルに到達したが、需要指標が過熱水準に達し12万ドルが次の抵抗線として短期調整の可能性も浮上。
09:55
イーサリアム財団、ETH売却からDeFi運用へと資金繰り手段を本格シフトか
Aaveの創設者は、イーサリアム財団が仮想通貨ステーブルコインGHOを借入していると指摘。イーサリアム財団はETH売却からDeFi運用へと資金繰り手段を本格シフトさせている可能性がある。
08:55
バイナンスへのビットコイン流入増加も、最大級保有者は買い増し継続=アナリスト
Crazzyblockkが29日発表した分析で、バイナンスへのビットコイン流入が4-5月に急増。中堅投資家層が主導し長期保有者の利確も進む一方、大口は買い増しの姿勢を維持。
08:25
パリ・サンジェルマン、ビットコイン準備金採用
パリ・サンジェルマンFCが昨年からビットコイン購入・保有を継続していると発表。世界最大級クラブとしてスポーツ界最大の仮想通貨採用プレーヤーと位置づけ。
08:00
イーサリアムの買い方|初心者向け取引所比較とリスク・税金まで解説
米国初のビットコインETF承認の影響でBTC価格が過去最高値を更新し、仮想通貨投資による資産運用の注目度が急上昇しています。本記事では初心者向けに高騰するイーサリアム(ETH)の買い方、アルトコイン投資のメリットやデメリット、リスクなどを解説しています。
07:45
Janover、ソラナのリキッド・ステーキング戦略を採用
仮想通貨ソラナの財務戦略を実践する上場企業DeFi Development Corp.(旧Janover)は、リキッド・ステーキング・トークン技術を採用すると発表。戦略の狙いを説明している。
07:25
米上場Webus、XRP準備金設立に最大430億円調達へ
AI企業Webusが仮想通貨XRP(リップル)準備金設立のため最大3億ドル調達を検討。国際決済革新と同程旅行との提携更新で国内外事業シナジー創出を目指す。
06:55
ロシア中央銀行、適格投資家向け仮想通貨連動商品を解禁
ロシア中央銀行が28日、金融機関に対し適格投資家向けの仮想通貨価格連動デリバティブ商品の提供を許可すると発表。現物受け渡しは禁止で慎重な規制緩和を実施。
06:15
トランプ政権、年金での仮想通貨投資制限を撤廃
米労働省がバイデン政権下で制定された401k退職金制度での仮想通貨投資を制限する指針を撤廃。雇用主による投資判断の中立性を復活させる方針転換。
05:45
米金融大手キャンター、金保護付きビットコイン投資ファンド開始へ
米金融大手キャンターが金価格による下落保護機能付きビットコイン投資ファンドを発表。5年満期で上昇は無制限、下落は金価格で1対1の保護。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧