はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

デリバティブ月間出来高が史上最高、ビットコイン採掘速度は過去最高値150TH/s

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式市場と仮想通貨

8日の米株式相場は、ダウ平均が前週末比632ドル安の27500ドルと大幅続落。 バブルの様相を呈していたナスダック市場では、電気自動車(EV)大手テスラ株が21%安と暴落。

日本政府が1億2千万回分の供給を受けることで合意する、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大が共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、深刻な副作用が疑われる事例が発生し、最終治験を一時中断したことがわかった。

8日には、新型コロナのワクチンを製造する欧米の大手製薬9社が「安全を最優先する」との共同声明を発表。

当局に対し、効果が確認されるまで承認を求めないことを申し合わせるなど、米英中露などが国の威信をかけて開発競争を繰り広げるなか、政治利用を念頭に思惑先行を牽制したものと思われる。

米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナワクチンが10月末~11月初めにも一部で利用可能になるとして、関係各所に準備を進めるよう通知を出していた。11月には米大統領選が控えており、バイデン大統領候補は懸念を表明していた。

市場の楽観的予想が遠のいたことも、大統領選を前にリスク許容度を変化させざるを得ない投資家心理を悪化させた。 国内では、9月11日(金)に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えている。

ビットコイン動向

9日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン(BTC)価格は、前日比-2.23%の107.3万円(10,100ドル)に。

一時10400ドルまで値を戻したBTCだったが、昨日夜はダウやゴールドの急落と歩調を合わせるようにして投げ売られた。 直近安値を更新して9800ドルまで続落するも、下値は拾われ急反発を見せた。引き続き、CME先物における9600〜9700ドルの窓も意識される。

市場で下落基調強まるなか、BTCネットワークのハッシュレートは、史上初めて150TH/sを超え、最高値を更新した。

BTC採掘速度

ハッシュレートとは、ビットコインの採掘速度(マイニング時の秒間計算力)を示すもので、安価な電気代で採掘事業が盛んな中国・四川省を中心とするマイナーの採掘能力を示すほか、51%攻撃を防ぐためのネットワークの堅牢性にもつながる。新型コロナ感染拡大に伴う国際経済の不確実性は、伝統金融市場のヘッジとして、企業のマイニング事業を促しているとされる。

DeFiセクター急落に伴い大幅下落しているイーサリアム(ETH)の採掘速度は直近で再上昇。中・長期的な展望では、大口が上昇を見据えていることが示唆されるとの指摘もある。

8月のデリバティブ市場は過去最高

CryptoCompareの20年8月のExchange Reviewによれば、暗号資産(仮想通貨)デリバティブの8月出来高は、ビットコイン(BTC)が12000ドルを突破した影響で活性化した。

月間出来高は、前月比53.6%増の7117億ドルに達した。

現物取引の出来高は、同期間で49.6%増の9,449億ドルとなった。

現物とデリバティブ出来高推移

デリバティブ取引所の躍進が顕著だ。

Huobiの出来高は前月比44.7%増の2,085億ドルに。OKExは69.1%増、Binanceは74%増、BitMEXは43.6%増に。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
06:45
米上場FGネクサス、50億円相当イーサリアムを売却し自社株買いに充当
FGネクサスが1万以上ETHのイーサリアムを売却し自社株買いに充当した。発行済み株式の8%を純資産価値を下回る価格で買い戻し、現在4万5イーサリアムと3700万ドルの現金を保有している。
06:20
ビットコインが8.6万ドル台に急落、古参クジラのBTC大量売却や利下げ見送り懸念などで
仮想通貨ビットコインが6カ月以上ぶりの安値86593ドルまで下落した。予想を上回る米雇用統計で12月の利下げ確率が40%に低下しBTC初期保有者ガンデン氏が13億ドル相当を売却したことが要因に。
05:42
米議会、連邦税のビットコイン納付を認める法案提出 納付金は戦略的BTC準備金として保有
米下院議員が米国民と企業に連邦税のビットコイン納付を認める法案を提出した。全ての納付金は戦略的ビットコイン準備金に振り向けられ、政府の財政基盤を強化する狙いだ。
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧