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「App StoreはDeFi機能を制限している」コインベースCEOがアップル社に苦言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「App StoreでDeFiの機能が制限されている」

仮想通貨取引所コインベースCEOのブライアン・アームストロングがアップル社のApp Storeで、DeFiアプリが制限されていることについて苦言を呈した。

アップル社は、「(1)仮想通貨を使ってお金を稼ぐ機能、(2)分散型金融アプリ(Dapps)にアクセスする機能」の二点を有するiOSアプリを追加することは出来ないとしており、DeFiアプリへの影響を懸念している。

アームストロングは昨年12月にも、掲示板サイトRedditで、コインベースのウォレットアプリから、Dappブラウザ機能が削除されることを主題としたスレッドに「アップルはDappsを排除しているようだ」とコメントして、次のように続けていた。

Dappsは、金融における重要な革新領域で、この技術の開発者やアーリーアダプターの多くは、これらのアプリに数百万ドル相当の仮想通貨を預けている。もしアップルストアのポリシーが継続するなら、その資金をアップルのモバイルデバイスで使用することはできない。

また、今回のツイートでも、銀行口座へのアクセスがない人々にも金融アクセスを提供する仮想通貨やDappsの可能性を指摘。現在はまだ「初期の段階であっても、時間をかけて世界を改善する大きな可能性を秘めている「いつの日か、仮想通貨をIAP(In-App Purchase: アプリ内課金)に統合して、新興市場の人々がグローバルな金融システムにアクセスしやすくなる可能性もある」と続けた。

背景に競争上の問題を指摘

コインベースCEOは「アップルユーザーに意識して欲しいのは、iOSで使用する仮想通貨関連アプリには、幾つか機能が欠けていることがあるが、それはアプリ側のチームによる開発がまだ追いついていないからではなく、アップルが検閲していることによる」と主張している。

また、アップル社の規制によりユーザーはDappsを使用できないためApp Storeを使ってアプリを入手し、仮想通貨決済の代わりにIAP(In-App Purchase: アプリ内課金)を使うことになる。このことで、アップル社は他社との競争から自社を保護しようとしているのではないかと意見している。

この件について、投資管理会社Vaneckのデジタル資産部門ディレクターのGabor Gurbacsは次のように説明した。

アップルは企業で、Appstoreもその製品・財産で公共事業ではない。ユーザーが、ある製品やサービスをもっとオープンにすべきとか、もっと使いやすくすべきだと感じることはよくあるが、最終的には企業や所有者が決めることだ。

そのことは、コインベースがどのトークンを上場させるか決めることにも似ている。アップルは銀行のような役割を果たしたいのだろうが、DeFiはそのビジネスと競合する。

一方、コインベースCEOは今後もアップル社と対話を続けていく方針で、App Storeポリシーの更新についてアップル社に意見を提出する意向だという。

なお昨年夏には、アップル社「Apple Pay」の責任者Jennifer Baileyが、同社は仮想通貨の動向に注目していることを明かし、クレジットカードに代わるQRコードや仮想通貨の可能性について、「QRコードによる決済手段の存在や、仮想通貨の長期的な可能性を考えると、いつかクレジットカードよりも利用者が増えると考える」と発言している。

関連:「仮想通貨は長期的可能性を秘めている」アップルペイ責任者が発言

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