バイナンスのイノベーションゾーン
最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが、リスクの高い銘柄を取引できる新たなマーケット「イノベーションゾーン」を発表した。新興DeFi(分散型記入)関連銘柄に特化するプラットフォームだ。
発表によると、このイノベーションゾーンに参加するために、2つの質問に答える必要があるという。
質問一は、「イノベーションゾーンで取引するときに、想定する損失が元手の50%以上か、もしくは50%以下か」で、仮に「50%以下」を選んだ場合、参加することはできなくなるという。イノベーションゾーンに上場する銘柄はリスクの高いため、損失を被れる投資家に限定する方針となる。
質問二では、「仮に損失が発生した場合、自己責任か、バイナンスの責任か」が問われ、「バイナンスの責任」とした投資家も参加できない。バイナンスは、「自分で投資の研究をする(DYOR)」を推奨する。
最初にイノベーションゾーンに上場したのは、SUN(SUN)というトロンのDeFiエコシステム関連の銘柄で、日本時間21日23時に新規上場した。取引ペアはSUN/BTCとSUN/USDT。
DeFi銘柄のパフォーマンス
TheBlockのリサーチによると、過去30日で主要DeFi関連銘柄は8月の強気相場から反落し、多くは-40%以上下落している。