トランプのコロナ感染で市場急落
米国のトランプ大統領は2日、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを報告した。メラニア夫人も陽性反応が出ているという。
Tonight, @FLOTUS and I tested positive for COVID-19. We will begin our quarantine and recovery process immediately. We will get through this TOGETHER!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 2, 2020
大統領選が11月3日に迫るなか、演説などの行動予定に甚大な影響が出るものとみられ、万が一重症化すれば外交や経済への影響も避けられず、市場関係者から警戒感が高まっている。
相場への影響
このニュースを受け、ダウ先物などニューヨーク市場が暴落。先行き不透明感を嫌気した市場に警戒感が広がった。
日経平均先物が一時370円安となったほか、ビットコインなど仮想通貨市場も連れ安となっている。
今年3月のコロナショック時にも、ダウ市場が歴史的な暴落を記録した際、追証回避売りや現金化のためにリスク資産を手放す動きが加速した結果、ビットコインも大幅安となっていた。日経平均株価は2月20日時点で23,000円台後半だったが、欧米圏での新型コロナ感染拡大に伴い、3月13日時点には18,500円まで暴落している。
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ビットコイン市場は日本時間本日未明、米司法省(DOJ)と米商品先物取引委員会(CFTC)により、大手デリバティブ取引所BitMEXが起訴されたことで、約400ドル幅急落するなど、3〜8月にかけて地合い回復してきた矢先にネガティブサプライズが相次ぎ、冷や水を浴びせられている。
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