有利なトレード環境を提供
国内大手暗号資産取引所の楽天ウォレットは、ビットコインなど証拠金(レバレッジ)取引に関する「建玉管理料」無料化の継続を発表した。
すでに10月1日から手数料が無料となっており、建玉管理コスト無料キャンペーンについて、事実上の無期限延長に踏み切ったものと思われる。
建玉(たてぎょく)とは、(レバレッジ)証拠金取引において、取引が約定したのち、反対売買されないまま残っている未決済のものを指す。建玉管理料は、ポジションを保有したまま翌営業日へ繰り越す際に、建てた金額に応じて発生する手数料として発生するものだ。
したがって、自己資金の何倍もの金額をポジション(建玉)として持つ証拠金取引では、建玉管理料のパーセンテージは、投資の優位性に直結することになる。
楽天ウォレットの優位性
証拠金取引を提供する国内の暗号資産取引所では、1日あたり建玉金額の「0.04%」ほどを手数料として課すケースが多く、顧客獲得の手段として、手数料無料キャンペーンを実施するケースも少なくない。
各種手数料は取引所の主要な収益源のひとつであることから、建玉管理料の無料化に踏み切ることは珍しい取り組みと言える。
楽天ウォレットは現在、現物と証拠金取引の両方のサービスを提供しており、証拠金(レバレッジ)取引の新規デビューキャンペーンでは、証拠金取引口座を開設・取引を行うことで「楽天ポイント」が最大500ポイント獲得できるキャンペーンを11月1日まで実施する。
関連:楽天ウォレット、仮想通貨レバレッジ取引キャンペーンを実施中
そのほか、楽天ウォレットならではのメリットとして、「楽天ポイント」を暗号資産に交換して現物取引可能(証拠金取引は不可)なことが挙げられる。
楽天ポイントとは、楽天市場に代表される楽天の関連サービスを利用することで獲得できるポイントのこと。1ポイント=1円換算で、楽天経済圏の多種多様なサービスで使用することができる。
楽天ウォレットでは、この楽天ポイントを暗号資産に交換できるため、現金投資よりも気軽に暗号資産投資を始めることができる。暗号資産へのポイント交換は最低100ポイントからとなっており、少額からの交換が可能だ。
参考:楽天ウォレット