DeFiエコシステム利用、R3のCordaで仮想通貨トークン「XDC」ローンチへ

R3初のトークンリリース

イギリス当局に登録し運営する協同組合の「Cordite Co-operative」が、R3のオープンソースブロックチェーンの「Corda」で、仮想通貨トークン「XDC」をローンチ予定であることがわかった。

Cordaネットワーク上で稼働するDeFi(分散型金融)アプリケーションに対応する。

SBIホールディングスと提携する「R3」社が開発を主導する金融機関向け分散台帳技術(DLT)である「Corda(コーダ)は、世界3大エンタープライズブロックチェーンといわれ、各国の金融機関を中心に採用されている。エンタープライズ版(コンソーシアムチェーン)のほか、オープンソース版ネットワークも稼働している。今回利用されるのは、後者の方だ。

Cordaでトークンをリリースする概念自体は昨年10月のCorda主導のカンファレンス「CordaCon」でも提案されたが、当時はリサーチ段階にあった。Cordite Co-operativeは初のトークン化を実現させ、最初にリリースするXDCトークンをCorda上のアプリの運用に充てるという。

XDCトークンの概要とコンプライアンス

Cordite Societyは、分散型台帳上で運営する協同組合だ。事業計画書(ホワイトペーパー)によると、XDCは「交換トークン」として発行し、Cordite Societyの参加メンバーに分配する。

XDCの性質は、イギリスFCA(金融行動監視機構)が定義する「売買における仲介手段のトークン」に該当。XDCを運用しネットワークを維持するノードは、「法人」として存在し、発行される証明書によってその身元は証明されるため、Cordite DAO(分散型自律組織)に参加する企業は、Cordaネットワークの規定により、自動的に金融活動タスクフォース(FATF)基準とマネーロンダリング防止(AML)に準拠したコンプライアンスが組み込まれる。

トークンの発行上限に関して、あらかじめ決められた総数はなく、Cordite Societyに参加するメンバーの投票によって決定されるガバナンスモデルをとるという。Cordite Societyは、トークンの発行は資金調達のために販売するものではなく、CorditeのDeFiエコシステムを構築するために発行するものだとしている。

XDCのOTC流動性およびカストディサービスを提供するのは、イギリスの機関投資家向け仮想通貨サービスプロバイダーBCB Prime Servicesで、同社はBitstampやKrakenとも連携している。

参考:ホワイトペーパー


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