OKEx出金問題の続報
中華系大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKExで、創業者が当局に拘束され、顧客資産の出金停止が長期化している問題について、新たな進展が見られた可能性が浮上している。創設者のStar Xu氏が、「一定の行動自由が与えられた」ことを中国SNSやメディアが伝えた。
中国の著名ブロックチェーンブログ「Wu Blockchain」などが情報筋の証言として伝えた内容によると、OKExなどから、創業者のXu氏に連絡がとれる状況になったという。
現時点では、OKExからの公式発表はなく、出金の再開についてのリリースは公開されていないが、顧客資金の出金再開に必要なXu氏のもつ権限(秘密鍵等)の譲渡など、問題の解決に繋がる可能性がある。
ことの発端は10月16日、OKExは顧客の資産を管理するウォレットの出金権限を持つ「重役」が公安機関の調査を受けている理由として、出金を停止すると公表した。約一ヶ月以上に渡って、仮想通貨の出金停止が続いている状況にある。
当時、一部の報道ではXu氏は個人の事情で逮捕されたと報じていたが、OKEx側は終始「噂」として否定。また、11月6日に、OKExはXu氏とコンタクトを取るために外部から法律顧問を雇い、「公安機関とも連携している」と説明していた。
現時点、Xu氏がどのような状況にいるか明確ではない。
中国事情通のDovey Wan氏はXu氏に関する情報を先に知り、OKExのネイティブ通貨OKBを「フロントラン」するトレーダーがいる可能性が高いと指摘していた。
Front running in action given “reliable rumor” Star is out🥴🥴
— Dovey 以德服人 Wan 🪐🦖 (@DoveyWan) November 18, 2020
should have a prediction market on Star Xu’s release from Chinese police custody that gonna be fun pic.twitter.com/ms64h1CjmS