証拠金取引はCFTCに関連
米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが証拠金取引サービスを米時間11月25日14時(PT)より中止すると発表した。商品先物取引委員会(CFTC)のガイダンスに準拠することが目的としている。
中止する期日をもって、すべての指値注文は自動的に取り消しが行われる予定で、OI(建玉)の清算は期限に応じて2月末まで実施する。
中止の理由
コインベースは、中止の理由として、CFTCが以前発行したガイダンスに関連していると説明した。
ガイダンスは今年の3月に発行したもので、主にデジタル資産の「デリバリー(受渡し)」に関して具体的なルールを定めている。
なお、コインベースは、ガイダンスのどの箇所が影響しているかなど、具体的な証拠金取引中止の理由は明かしていない。
同取引所のPaul Grewa最高法務責任者は、「証拠金取引商品に対する明確な規制は米国の顧客に安心感を与える上で必要不可欠と信じている。この目標に向かって規制当局と共に歩んでいきたい」と語り、規制遵守の上で、サービス展開を行うことへの意欲を示している。
参考:コインベース