CoinPostで今最も読まれています

英エリザベス女王、ブロックチェーンに関心か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英国女王がブロックチェーン学術誌に関心

英国の女王エリザベス2世が、ブロックチェーンに関心を示している。

英国ブロックチェーン協会(BBA: British Blockchain Association)が発行するブロックチェーンについての学術誌を女王に送付したところ、女王の秘書室から返事の書簡が送られてきた。

英国ブロックチェーン協会ジャーナルの六冊目を送っていただいたことに感謝すると女王からの言伝です。

女王陛下はこのジャーナルが紙媒体でもオンラインでも入手できる初めてのオープンなブロックチェーン研究ジャーナルであることに関心を持たれました。

思慮深く送付くださったことに感謝し、関係各位に御礼を述べます。

エビデンスに基づくブロックチェーン促進

英国ブロックチェーン協会(BBA)は、2017年に設立された非営利団体で、エビデンスに基づくブロックチェーンや分散型台帳技術(DLT)の採用促進を目指している。

世界の研究大学や学術機関の連合である「エビデンスベース・ブロックチェーンセンター(CEBB)」を主催しており、政策立案者、政府、BBAメンバー組織に助言している。

また学生部門では、米マサチューセッツ工科大学(MIT)、エジンバラ大学、ロンドン大学、マンチェスター大学、リバプール大学に支部があるなど、ブロックチェーン分野の学術領域を先導する一つの組織だ。

「エビデンス・ベース ブロックチェーンセンター」では、既存技術のブロックチェーン活用を分析するほか、ある技術を活用する上で実際にそのブロックチェーンなどのプログラム導入によりプラスの効果があるのか、その証拠を示していく方向性を研究することなどを目的としている。

ジャーナル最新号には、「消費者のブロックチェーン受容の促進要因」「ブロックチェーンと一般情報保護、ジェンダー変更情報のケース」「暗号資産(仮想通貨)取引所比較」「ブロックチェーンとモノのインターネット」など、広範なトピックに渡る論文が発表されている。

英国初、デジタル証券プラットフォーム認可

英国での最近のブロックチェーン導入事例としては、ランカシャー州のクリケットクラブが2月、2020年よりブロックチェーン基盤の発券システムを採用すると発表している。

チケットの偽造を防ぎ、譲渡や転売も容易に行えるようになり、また既存の発券サービスとも円滑に接続できるもので、発券に関する様々な課題を解決するとして期待されているものだ。

また、株式や債券など現実の資産を、ブロックチェーン技術を使用してトークン化するデジタル証券についても、英金融行動監視機構(FCA)が8月に初めて、デジタル証券取引・カストディプラットフォームを承認した。

認可された企業Archaxが提供するサービスで注目されていることの一つは、まだ数少ないデジタル証券の流通市場を構築することだ。同社のアドバイザーは、中小企業が効率的に資本にアクセスできるようになること、透明な市場を促進できることを挙げ、Archax取引所は新時代のグローバル金融市場を切り開くものと語った。

関連: 英国初のデジタルトークン取引所がライセンス獲得

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア