Bithumbがサポートを発表
暗号資産(仮想通貨)取引所のBithumb Globalは、取引所バイナンスのスマートチェーン(Smart Chain:BSC)をサポートすると発表した。
スマートチェーンはバイナンスが開発、提供を行うチェーンで、スマートコントラクトが備わっているため、スマートトークンの発行などが可能になる。また、取引所トークンであるBNBのステーキングを行うこともできる。
Bithumb Globalは以下のようにコメントを発表し、このコラボレーションを最大限活用していくつもりであると語っている。
Bithumb Globalは、スマートチェーンのエコシステムのプロジェクト達と共に、このチェーンをサポートする最初の取引所のひとつとなれたことを、大変光栄に思う。
分散型金融に参入
バイナンスでは、バイナンスチェーン(Binance Chian:BC)がすでに存在しており、DEX(分散型取引所)のサービスなどが提供されていたが、今年9月にスマートチェーン(BSC)を別にローンチさせた。
チェーンを同時に運用する(デュアルチェーンアーキテクチャ)ことによって、新機能の追加など、更なる利便性の向上が図られる。当然ながら、両チェーンには相互運用性が確保されており、先にローンチされたBC(Binance Chian)上のアセットを活用することが可能だ。
スマートコントラクトにはイーサリアムのEVMとの互換があるほか、Proof of Staked Authority (PoSA)と呼ばれるコンセンサスを採用、ブロックチェーンを監視・処理する役目であるバリデータの数を21に制限することで、低い取引手数料とトランザクションの速度を確保しているとみられる。
また、スマートチェーンを利用するDeFiプロジェクトには、「Binance Smart Chain Accelerator Fund」からの資金の提供が行われ、開発が支援される。1億ドル規模のファンドは大手取引所であるバイナンスならではの厚いサポートだといえる。
Bithumb Global
Bithumb Globalは2019年に立ち上げられた取引所で、今後は様々なDeFiプロジェクトのローンチ、デリバティブ、ステーキング、Learningなどの提供を予定しているという。Bithumb(ビッサム)は韓国の大手仮想通貨取引所として知られており、Bithumb Globalはそのグループの一つとなる。
伝統的な金融システムと仮想通貨取引所サービスとを組み合わせ、Bithumb Globalは全く新しい分散型金融プロダクトとして、アクセシビリティとスケーラビリティをユーザーにもたらす。ーBithumb
参考:プレスリリース