はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

BTCマイニングプログラムがカースト制度の問題を解決する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インドの非営利団体DICCIが仮想通貨マイニングプログラムを発表
ダリット・インド商工会議所は、地方の若者のために、ビットコインマイニングプログラムを発表しました。このプログラムによって、地方で農業などに従事する若者が現地で収入を得られるようすることを目指します。
カースト制度を仮想通貨で解決する
インドでは、カースト制度が未だ深く根付いており、その最下位に位置する「不可触民」は、社会的に虐げられています。DICCIのプログラムは、地方に特に多く存在する不可触民の若者に焦点を当てています。

インドの非営利団体が、地域の若者を対象にした新しい仮想通貨マイニングプログラムを発表しました。

この先駆的な取り組みは、国内の最貧困層で不可触民(Dalits)と呼ばれるカーストの最下位に位置する人々の支援を目的としています。

ダリット・インド商工会議所がBTCマイニングトレーニングプログラムを発表

不可触民コミュニティに属する個人は、生まれた瞬間から極端な差別を受け、貧困の道を歩む以外の選択肢が与えられていないのです。

不可触民出身者で組織されるダリット・インド商工会議所(以下、DICCI)は、仮想通貨関連のプラットフォームであるMahabfic及び、社会起業家のTausif Malik氏の支援を受け、このプログラムの指揮を執っていきます。

DICCI及び、Mahabficによると、この共同の取り組みは、自営業者のための世界初で最大のビットコイン・マイニング・トレーニング・プログラム(BMTP)であるとされています。

DICCIの創業者であるShri Milind Kamble氏(以下、Kamble氏)は、このプログラムの目的について次のように述べています。

地方の、特に農業に従事する若者達が、現地の町や村で収入を得られる仕組みを作り、地方から新しい経済発展を創造させることです。

カースト制度を仮想通貨で解決する

仮想通貨マイニングや仮想通貨関連の起業が一部のアフリカの国々で盛んになってきていることからも、仮想通貨は、このようなコミュニティにとっての救いとなっています。

そして、それらのコミュニティでの仮想通貨採用率が上がるにつれて、関連する職業の需要も増加していくのです。

さらに、Kamble氏は、以下のように追加しました。

新技術であるブロックチェーン技術は、技術発展の将来を担い、世界中を圧巻するでしょう。

そして、ビットコインを始めとする仮想通貨マイニングもブロックチェーンプラットフォームが機能する上で無くてはならない存在なのです。

よって、私達は、若者に向けた国レベルでのビットコイン・マイニング・トレーニング・プログラム(BMTP)の必要性を感じました。

カースト制度の格差問題は、特にインドの比較的裕福な地域では改善されてきてはいますが、未だ人口の大半の人々がこの制度に苦しめられています。

例えば、グジャラート州で農業を営んでいた不可触民は、つい先週、過激派の人々によって殺害されました。

現地警察によると、その犯行はカースト制度自体が動機となっていたのに加え、農民にとって名誉の象徴である家畜を所有していた報復であったとも報告されています。

今後数十年の間に超大国になることを大々的に宣言しているインドにとって、この不可触民という地位は大きな問題となっているのです。

一部のボリウッド映画も大衆間の社会改革を求め、この問題を取り上げています。

10億人以上もの人口を誇るインドにおいて、不可触民に対する国民の認識を変え、平等の機会を与えるきっかけとなるのは仮想通貨の資産クラスになるかも知れません。

This Bitcoin Mining Program Bids to Abolish Caste Discrimination in India

Apr 3, 2018 by Rahul Nambiampurath

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/23 金曜日
18:05
ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望・注目材料
2025年5月、仮想通貨ビットコインは11万ドルに到達。今後どうなるのか?価格上昇を支える5つの注目材料と専門家の予測を解説します。
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。
11:10
米大手銀行が共同でステーブルコイン発行検討、仮想通貨業界に対抗=WSJ報道
JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど米大手銀行が共同でステーブルコイン発行を検討。トランプ政権下での規制緩和を利用し決済分野での競争力強化を目指す。
10:40
XRPレジャーで発行、欧州初MiCA準拠ユーロステーブルコイン
シューマン・フィナンシャルがMiCA準拠のユーロステーブルコイン「EURØP」をXRPレジャーで発行。ブラジルでもUSDBステーブルコイン展開へ。
10:00
アルトマン氏率いるOpenAI、iPhoneデザイナーのアイブ氏と提携 WLD価格25%高騰
生成AI企業OpenAIがAppleのデザインで知られるアイブ氏の企業IOを65億ドルで買収した。IOのチームが合流し、新たなAIハードウェアを開発予定だ。
09:35
Sui最大のDEX「Cetus」、320億円相当の仮想通貨が不正流出 トークン価格暴落
Suiのブロックチェーン上に構築されたDEXのCetusは、320億円相当の仮想通貨が流出したと公表。すでに問題を特定しており、調査レポートを後で公開すると説明している。
09:00
民主党議員、トランプ仮想通貨晩餐会を批判 大統領は実際に出席
民主党議員がトランプ大統領のミームコイン保有者向け晩餐会を「影響力売買」と批判し参加者リスト公開を要求。一方でトランプコイン価格は10%上昇するも上昇幅を全消し。
08:35
史上最高値のビットコイン、米国リスク高まり資金流入加速|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
07:45
GENIUS法が「数兆ドルの米国債需要を創出」サックス仮想通貨特命官
トランプ政権のサックス特命官が米上院のステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」通過に自信を示し、米国債への数兆ドル需要創出を予想。超党派支持で26日までの可決目指す。
07:30
FIFA、アバランチ上に「FIFAブロックチェーン」を立ち上げ
FIFA Collectは、新たにローンチしたFIFAブロックチェーンにプラットフォームを移行。仮想通貨アバランチの技術を活用し、イーサリアム互換のブロックチェーンを開発した。
07:15
ビットコイン、『5月は保有継続』か 11万ドル突破でアナリストが戦略維持
ビットコインが23日に111,814ドルの高値を記録。スタンダードチャータード銀行のアナリストがトランプ政権下での50万ドル目標を維持し、従来の「セル・イン・メイ」に反する保有戦略を提唱。
06:10
55銘柄超の米国株トークン化取引『xStocks』、アジアなどで提供予定 クラーケンが運営
仮想通貨取引所クラーケンがBacked開発のトークン化株式「xStocks」を近日開始。Apple、Tesla等55銘柄超でソラナチェーンと統合し、米国外顧客向けに提供予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧