はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムの中央集権型取引所(CEX)入金手数料が大幅減少、存在感増すDeFi市場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中央集権型取引所のETH手数料が減少

12月9日付けで、中央集権型取引所(CEX)にて、仮想通貨(暗号資産)イーサリアム(ETH)の入金時に支払われる手数料(ガス)の割合が、イーサリアムネットワーク全体手数料の1%にまで減少していたことが分かった。2017年10月時点で、その割合が26%あったことと比較すると、大きく減じている。ブロックチェーン・データサイトGlassnodeがデータを掲載した。

特に2020年には、CEXへのETH入金の手数料が落ち込んでいる。主な手数料は入金でなく出金に関するものだったという。その背景には、DeFi市場の規模拡大が大きく関係している。

DeFiとは、パブリックブロックチェーン上に構築された分散型の金融エコシステムのことを指す。一般的にはイーサリアムネットワーク上に構築されたプロトコルやdAppsを意味し、これらは全てスマートコントラクトによって稼働している。

今年の夏に急激な盛り上がりを見せたDeFi市場では、関連する分散型取引所(DEX)の利用数や出来高は右肩上がりとなり、今年9月18日までの過去一か月間の出来高も150億ドル弱(約1.5兆円)に到達。それに伴い、ETHのトランザクション手数料も大幅に増加していた。

関連DEXの躍進続く、1ヶ月で1.5兆円相当の取引

また、DeFi利用率のデータを提供するDefiPulseによると、現在DeFiプラットフォーム・プロトコルにおけるトータルロックバリューは約141億ドルに及ぶ。9月にはいわゆる「寿司騒動」でトータルロックバリューが一時的に急落していたが、10月よりの相場回復を受け、その規模は夏のDeFiブームを大幅に上回っている。

関連「寿司(Sushi)」は小説より奇なり 華々しいデビューから一転、創設者が管理権をFTXのCEOに移譲

出典:Defipulse

DeFiの将来性について、最大手仮想通貨取引所バイナンスの代表を務めるCZ氏は、「分散型金融が将来、既存の中央集権型金融(CeFi)に取って代わり得る」との見方を示し、バイナンスとしても中央集権型取引所に留まらないといった事業方向性を伝えていた。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/27 金曜日
16:00
ブロックバリュー大西社長が語るAIインフラの未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、ブロックバリューの大西基文社長独占インタビュー。「ジャパン・テクノロジーで日本の底力になる」をスローガンに、AIサーバーで日本のWeb3インフラ強化に挑む。
13:40
トランプ政権、7月に複数仮想通貨規制法案成立の見通しか=サックス仮想通貨特命官
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏が7月の重要法案成立の見通しを示唆。GENIUS法でステーブルコイン規制、CLARITY法で仮想通貨定義明確化へ。
13:10
インド与党BJP報道官、ビットコイン準備金導入を提唱
インド与党BJP報道官のバンダリ氏が、仮想通貨ビットコイン準備金の試験導入を提唱した。また、インドもブータンのようにBTC採掘を行う能力を持っているとも指摘した。
11:25
ビットコインマイナー収益低下もBTC売圧減退、保有量は2024年11月以来の高水準に=Cryptoquant
仮想通貨ビットコインマイナーの日次収益が2カ月ぶり低水準も売却圧力は限定的。大手マイナーの保有量は増加傾向が見られている。
10:10
ビットコイン時価総額2.5倍上昇予測、『ファンタスティック40』で最高の投資機会に=億万長者フィリップ・ラフォン
ヘッジファンドマネージャーのフィリップ・ラフォン氏は、仮想通貨ビットコインの時価総額が現在の2倍に達する可能性があると予測した。価格変動の低下も指摘している。
09:55
ビットコイン今後の見通し、利確減速もオンチェーン取引の低迷で上昇圧力は限定的か=Glassnode
ビットコインは10万~11万ドル圏で推移。地政学的緊張で一時9万8000ドルまで下落も反発。Glassnodeレポートによると利益確定の減速とスポット取引量低迷で新高値更新は困難な状況。
08:30
アセマネOne、世界の仮想通貨企業の株で運用する投資信託販売へ
アセットマネジメントOneは、世界の仮想通貨関連企業の株を運用対象にした投資信託を販売することがわかった。仮想通貨関連企業に特化した投資信託の提供は大手では初とみられる。
08:25
リップル、Wormholeと提携しXRPLのマルチチェーン相互運用性を拡張
リップルXが大手クロスチェーンプロトコルWormholeと提携を発表。XRPレジャーとXRPL EVMサイドチェーンでマルチチェーン機能を強化し、DeFiや実物資産トークン化分野での活用拡大を目指す。
07:55
Bakkt、10億ドル調達でビットコイン投資戦略など採用 事業転換目指す
NYSE傘下の仮想通貨取引プラットフォームBakktが10億ドルのSEC登録を提出し、ビットコインや他の仮想通貨への投資方針を正式承認。資本調達で事業再生・拡大を目指す。
07:35
グレースケール第3四半期トップ20銘柄リスト更新、アバランチとモルフォを新規追加
グレースケール・リサーチが2025年第3四半期のトップ20仮想通貨銘柄リストを更新。アバランチ(AVAX)とモルフォ(MORPHO)を追加し、リド(LDO)とオプティミズム(OP)を除外。
07:10
ビットコイン、ドル指数下落で価格上昇との見方
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、25日まで12日連続で資金の純流入が継続。ビットコイン需要の高さの背景にはドル指数の下落があるとの見方が上がった。
06:50
UAE拠点のAqua 1、トランプ関連DeFiプロジェクトWLFIに140億円以上投資
UAE拠点のWeb3ファンドAqua 1が、トランプ一族関連のWorld Liberty FinancialのWLFIガバナンストークンを1億ドル購入。DeFi普及加速を目指す戦略提携を発表。
06:30
コインベース、米国初の無期限型先物を開始予定 ビットコインとイーサリアムで
コインベースが7月21日、米国市場で仮想通貨永久先物取引を開始。ナノビットコイン・イーサリアム契約で24時間取引と5年満期を実現し、CFTC規制に準拠。
06:10
コインベース株価が375ドルで高値更新、規制整備とステーブルコイン法案などが追い風
米大手仮想通貨取引所コインベースの株価が375ドルで史上最高値を更新。上院ステーブルコイン法案通過とバーンスタインの目標価格510ドル設定が材料視される。
05:30
米地裁が再び却下、リップルとSECの和解申請
ニューヨーク連邦地裁のトーレス判事が、リップル社とSECが共同申請した差し止め命令解除と1.25億ドル制裁金の60%削減要求を再び却下。両者は5000万ドルをSECに支払い、残額をリップルに返還する和解案を提示していた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧