4週末連続で上昇
週末の変動幅を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、710ドルの「窓(ギャップ)」で取引を開始した。先週末の終値22,860ドル(2,363,541円)に対し、始値が23,570ドル(2,436,949円)となった。
2万ドルを突破したビットコイン市場は週末も急伸し、CMEのチャート上では4つの「上窓(次のローソク足が直前のローソク足より高値となる窓:価格上昇時)」が続いた。週末に上昇する傾向が継続、直近3週間で見られたCMEの窓埋めには動いていない。
ビットコイン市場は歴史的節目の2万ドルブレイクでステージを変えるとそのまま騰勢を強め、日本円建では高値250万円に達した(bitFlyer:BTC/JPY)。
機関投資家を含め、強烈なFOMO(乗り遅れたくない心理)が発生、相場を押し上げているとの指摘がある。
週末の注目ニュースとしては、①米財務省が正式に発表した仮想通貨ウォレット規制案と、②メルカリが「暗号資産関連サービス」を検討した発表がある。
米財務省のFinCEN(金融犯罪捜査網)が暗号資産(仮想通貨)ウォレットの金融機関との取引について取締りを強化する規制案を発表。取引所と外部ウォレットの間で、仮想通貨の匿名取引を規制する新たな仕組みの導入の検討に入った。 まずは、パブリックコメントの募集を行い、施行に向けてプロセスを進める予定だ。