はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

高騰中のビットコインに誘惑されるイーロン・マスク氏──MicroStrategy社CEOが購入アドバイス

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

「テスラもビットコインを購入するといい」MicroStrategy社CEO

米テスラ社のCEO、Elon Musk氏が価格が高騰しているビットコイン(BTC)に惹かれていることを示唆するツイートを投稿、これを受けてBTCを大量保有するMicroStrategy社CEOが、テスラも企業としてBTCを購入するよう誘っている。

Musk氏が、BTCに誘惑されていることを示すミームを投稿すると、MicroStrategy社のMichael Saylor CEOは次のように応じた。

株主に1000億ドルの利益をもたらしたい場合は、TSLA(テスラ)のバランスシートをUSDからBTCに変換するといい。するとS&P 500にリストされている他の企業も、あなたの後に続き、やがて1兆ドル規模の恩恵をもたらすだろう。

これに対し、Musk氏が「ビットコイン市場で、本当にそんなに大きな取引は可能なのか?」と質問、Saylor氏は「可能だ。私は過去数か月間にBTCを13億ドル以上購入した。オフラインで、その方法を共有することもできる」と返答している。

MicroStrategy社のビットコイン購入については、BTC注文を担当した、大手仮想通貨取引所コインベースがその手法を明かしている。

購入当時で合計4億2500万ドル(約443億円)にも相当したBTCを、市場に影響を与えることなく購入した方法について、複数の取引場所で実行される多くの小さな断片に分割する「スマートオーダールーティング」を挙げた。

企業のビットコイン巨額購入、どう行われた?──米Coinbaseが明かす取引手法
米MicroStrategy社のビットコイン大量購入を仮想通貨取引所コインベースが代行していたことが判明。その手法を明かすと共に企業による今後のBTC購入についても期待を示した。

イーロン・マスクのビットコインに対する姿勢

時価総額世界1位の企業を率いるイーロンマスク氏の発言は、業界内外で大反響を呼び起しているが、どこまで本気でBTCに魅力を感じているのかは不明だ。

Musk氏は過去にも仮想通貨についてジョークに近いBTC関連ツイートをしており、今回も「ビットコインは法定通貨と同じくらい、くだらないものだ」と発言している。

2020年1月には、キャッシュレス化が進む欧米社会において「ビットコインは実質的に現金の代替となり得ると見ている」と続ける一方で、「主要な経済的データベースとなることはないと考えている」と意見を述べた。当時、BTCについては「中立的立場」だと表明している。

Musk氏がビットコインを保有したの公に明らかになっているのは、0.25BTCが友人から送られてきた時のみで、自身で小額の購入も行なったことを明かしたことはない。

関連:米テスラのイーロン・マスクが仮想通貨に言及「ビットコインに対しては中立」

6.5億ドル相当のBTCを追加購入

今回、Musk氏をBTC購入へと誘いかけたSaylor氏が経営するMicroStrategy社は、今年に入ってから財務資産を部分的にBTCに変えたことで知られている。

同社はすでに計40,824BTCを保有しており、BTCの準備資産を最も多く保有している米ナスダック上場企業だ。12日はさらにBTCの追加購入を行うために、約670億円(6.5億ドル)を調達したことを発表した。

この夏に同社が購入したBTCの価格上昇による値上がり分は、過去3年半の本業利益を上回っている。さらにBTC購入発表以来、同社の株式も大幅に上昇。これについては、同社の株式を所有することが、BTCへの間接的なエクスポージャーを提供するからではないかという説もある。

一方で、米大手銀行シティバンクのアナリストはMicroStrategy社の株式に対する評価を引き下げた。「ビットコインに偏った株価戦略」もその要因として挙げた格好だ。

Saylor氏は、米ドルの価値下落リスクを警戒、発行上限を持つビットコインが価値の保存手段として優れていると主張している。

関連:企業のビットコイン巨額購入、どう行われた?──米Coinbaseが明かす取引手法

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧