TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレット各社、仏Ledgerから漏洩した個人情報のアングラ流通に警鐘鳴らす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

情報漏洩でフィッシングメールに注意

暗号資産(仮想通貨)ハードウェアウォレットを提供するLedger社が今年7月にハッキングされた件で、流出していた顧客データが現在ダークネット上で公開されていることが明らかになった。

漏洩データを元にしてユーザーにフィッシングメールが送られるなどしており、フランス本社からのウォレット購入やニュースレター登録をしている場合、特に注意が必要な状況にある。

日本正規代理店のハードウェアウォレットジャパンが今年7月に公開したアナウンスによれば、購入経路が日本の販売代理店の場合、フランス本社とは別に個人情報を管理している。

ハードウェアウォレットジャパン

当社は日本の代理店として独自に個人情報を扱っておりますので、 当社で購入されている場合は、個人情報の流出や資産について問題ございません。 ご安心ください。

ただし、今回漏洩したデータに含まれないが、販売代理店は1社ではなく複数あるため、注意を払うに越したことはない。あるダークネットには、盗まれた顧客データがダウンロードできるようアップロードされており、投稿主は「このデータベースは当初5BTCで取引されていたが、今は無料閲覧できるようになった」とコメントしている。

これについてネットセキュリティ企業Hudson Rockの共同創設者Alon Gal氏は、次のように警告した。

注意:過去数ヶ月間、(ダークウェブに)出回っていたLedger社のデータベースが無料公開された。データベースには、27万2000人のLedger購入者と、その他100万人のユーザーの電子メール、住所、電話番号などの個人情報が含まれている。

購入者以外にも、Ledger社のニュースレターに登録していたユーザーの情報も漏洩したようだ。

仮想通貨メディアThe Blockのリサーチディレクター、Larry Cermak氏がLedger購入者とチェックを行ったところ、その5割の人々について、今回漏洩されたリストに含まれていたという。

Ledger社の対応

渦中のLedger社は、この漏洩事故について声明を発表。

「このような状況に至ったことを心底後悔している。私たちは、プライバシーの問題を非常に真剣に考えており、このような事態を避けるのは当社の最優先事項」であるとして、さらにセキュリテイを強化すると述べた。

Ledger社は事件以降、新しい情報セキュリティ責任者を雇用しており、また外部のセキュリテイ会社と共に現行システムを分析した。また、公式サイトで今回の件についてのQ&Aや現在発生しているフィッシングの手口について公開している。

この件に関連して、他の仮想通貨ウォレット企業にも問題が波及。ウォレット大手のTrezor社は、過去数日間で一部ユーザーにフィッシング詐欺が行われたと警告。Ledger社を念頭に、「同社からデータ漏洩は確認されておらず、競合他社からの不正流出データが使用されている可能性がある」と指摘した。

フィッシング詐欺は、偽のTrezorサイトリンクが送信され、ウォレットの復元パスワードを入力するように促す手口だという。Trezor社は、「復元パスワード、ID、ウォレットパスワード」などの重要情報を、テキストメッセージで要求することは決してないとして警鐘を鳴らしている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧