WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「XRP投資家に重大な影響を及ぼす可能性」米SEC元コミッショナーがリップル社訴訟に抗議

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

元コミッショナー、SECのリップル社訴訟に抗議

日本時間22日に判明した米証券取引委員会(SEC)が、リップル社や企業トップのBrad Garlinghouse CEOらを訴訟する動きについてSECの元コミッショナーが公開前の17日時点でSECに異議を申し立てる書簡を提出していたことが明らかになった。CoinPost提携メディアのThe Blockが報じた。

書簡を提出したのは40代米国大統領を歴任したレーガン政権下でSECのコミッショナーに任命されたJoseph Grundfest氏。80年代に4年間コミッショナーを務めた後、ベスト大学格付けで2位の名門スタンフォード大学法学部(スタンフォード・ロースクール)で教授に就任した。(参照:SEC)対価を貰わずリップル社のアドバイザーも務めている。

リップル社の訴訟が公となる約1週間前、17日に提出された書簡でGrundfest氏は、「いかなる差し迫る要因でも直ちに取り締まる理由にはならない」とSECのリップル社に対する規制に反論。現政権下で問題とされる取引やそれに類似したものに対する見解が来たる次期政権と同じとは限らないと言及した。

また、Grundfest氏は取締の動きが「無実な第三者」であるXRP保有者に、及ぼすマイナスな影響も大きいとして、投資家保護で進める上でも、配慮をしながら対応を進めていく必要性を強調している。

最終的な判断に関わらず、単純に取締りを始めるだけではXRP保有者に重大な影響を及ぼす。

SECの訴訟する意向が判明した場合、仲介業者は法的リスクを危惧してXRPの取引を停止するだろう。

その結果生じる流動性の低下によって、XRPの価値低下につながる可能性があると予想していた。実際、既に米国の著名投資家Mike Novogratz氏が運営する仮想通貨マーケットメイカー企業Galaxy Digital社や米国のHFT業者JumpTrading社も流動性の提供を一時停止するなど、影響が出ている。

また国内でもディーカレットやフォビ・ジャパン等の取引所がXRPの一部サービスの一時停止を発表している。

関連:米証券取引委員会(SEC)リップル訴訟──XRPを取り扱う国内仮想通貨取引所の対応一覧

規制の発表が数十億ドル規模の損失に至る

さらに「詐欺や詐称、不告知の申し立てが無いにも関わらず米SECが単純に規制取り締まりを発表しただけで数十億ドル規模の損失に至った事例」は今回がおそらく初だとGrundfest氏は説明。

このような判例で損失を課す事例は公共政策における懸念を挙げるため、次期政権の見解を聞くべきだとして来年1月20日まで待つよう呼び掛けた。

XRPとETH:規制当局の扱いの差異

その他にもGrundfest氏は米国の規制当局であるSECのXRP(リップル)とイーサリアム(ETH)に対する扱いの差を指摘して、公平性を求めた。

XRPに証券法の義務を押し付けながらイーサリアムを触らない(取り締まらない)ことはSECの裁量行使における公平性に疑問を投じる。

年内に退任を表明しているSECの企業金融部門ディレクターWilliam Hinman氏は18年6月に「ビットコインとイーサリアムは有価証券ではない」と発言し、注目を集めていた。SEC長官のJay Claytonも「十分な分散化」を理由に上述の2銘柄は有価証券に該当しないと結論を出している。

その一方で、仮想通貨市場における大きなプレゼンスを持つXRPが有価証券に該当するかは特に明確に示していなかった。ケースバイケースで取り締まりを行う米国の規制当局の対応に、米リップル社は規制の不透明性を背景に米国からの国外移転を一時期検討していた。しかし今秋トランプ大統領が民主党バイデン氏に敗戦、次期政権への移行が決定した後、移転案は保留となっている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/09 金曜日
17:57
ビットコイン短期保有者、含み損での取引所送金が6月以来最大=クリプトクアント
オンチェーン分析企業クリプトクアントによると、ビットコインの短期保有者が24時間で4万5,600BTCを取引所へ送り、うち2万9,100BTCが損失状態だった。米政府の送金を下落の契機としつつ、含み益の積み上がりを本質的な要因とみる。
17:50
ソニーや三井物産ら4氏が語る、実業資産をトークン化する狙い
ソニーグループ、三井物産、Toyota Blockchain Lab、OP Labsの4氏が登壇。エンタメIP、貴金属・不動産、ST社債の事例から、実業資産をオンチェーン化する狙いと顧客とのつながり方を語った。
16:18
ビットコイン、利益確定が年内2番目の規模に 1日約10.3億ドル=サンティメント
オンチェーン分析企業サンティメントによると、ビットコインの実現利益が1日で約10.3億ドルに達し、2026年で2番目の規模となった。8万7000ドル超えまでの上昇を受けた利益確定の集中が、短期的な売り圧力として意識される。
15:42
シトリニ・リサーチ、伝統金融と仮想通貨の「壁」が崩れ始めたと指摘
米調査会社シトリニ・リサーチは8日、伝統金融と仮想通貨を隔てる壁が崩れ始めたとするレポートを公開した。AIエージェントの普及と株式・国債のトークン化を契機に挙げ、SEC特例やハイパーリキッドの事例から投資家の論点を整理する。
14:40
量子攻撃受け得るビットコイン、現在供給量の31.2%に増加=グラスノード
グラスノード共同創業者は8日、公開鍵がオンチェーンで露出したビットコインが626万BTC(供給の31.2%)に上ると集計した。量子コンピューターへの備えとして資産移行を求める声が出るなか、取引所や政府保有分ごとの露出割合も示した。
14:30
トークン化株式の保有者は何を持つか Backpack共同創業者らが解説
トークン化株式の保有者は何を持つのか。ApyxとBackpackがThe Great Rotationで登壇し、米国法の下での権利の中身や原株への交換、24時間取引といった利点を語った。
13:45
JPYC、公取委に情報提供──「決済導入店の割引は消費者利益」
JPYCは9日、ステーブルコイン決済の登場を踏まえ、9月14日に公正取引委員会へキャッシュレス決済市場の競争環境を情報提供したことを明らかにした。導入店の割引・送料無料と加盟店規約の関係についての考え方も公表した。
13:30
ネットフリックス、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編公開 
Netflixは10月8日、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編を公開した。FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏とキャロライン・エリソンの関係を軸にした全8話で、配信は11月19日に予定されている。
12:55
「量子コンピュータは脅威だが仮想通貨業界は対処可能」ユーロポールが予防策提示
ユーロポールは仮想通貨の量子脅威に関するレポートを発表。主なリスクはブロックチェーン自体ではなくウォレットの公開鍵暗号にあると指摘。耐量子暗号への段階的な移行を提言した。
12:06
金融庁、書類画像の漏えい受けIC読取前倒しを要請 暗号資産交換業者も
金融庁は9日、本人確認書類の画像を含む顧客情報の漏えいが相次いでいることを受け、金融機関等に対策の点検を要請した。2027年4月の画像送信方式廃止を待たず、ICチップ読取への移行を前倒しするよう求めた。暗号資産取引所の口座開設にも影響する。
11:45
ビットコインコア、送信元を隠す機能の修正を次期版に反映|現行版は未反映
ビットコインコアは、オプション機能のプライベートブロードキャストの接続が通常の接続と関連付けられうる問題の修正を、10月1日に32.x系へ反映した。31.x系向けの反映は未了で、リリース日は決まっていない。
11:35
バイナンス、ブラジルで22の仮想通貨銘柄取引を終了|規制対応で8サービスも制限
バイナンスは9日、ブラジル中央銀行の新たな仮想通貨規制に対応するため、10月27日からブラジルサービスでXVGを含む22銘柄の取引を終了し、ローンを含む8サービスを制限すると発表した。対象ユーザーは10月29日までに現地法人へ移行される。
11:08
トークン化株式取引の約8割が1株未満、IMFが拡大条件を分析
国際通貨基金(IMF)は8日、資産トークン化の拡大に必要な条件を分析した。法的確実性や規制の明確化、相互運用性、決済資産の4点を挙げ、レポ中心の市場規模やトークン化株式の取引実態、拡大に伴うリスクを示した。
10:16
財務省、国債オンチェーン化の3類型を提示 新形態の国債発行も類型に
財務省は8日、国債のオンチェーン対応に関する研究会の初会合で国債トークン化の3類型を示した。MMF受益権の授受から日銀の振替口座簿の対応、制度外での新形態の国債発行まで含む。BUIDLなど海外事例も整理した。
10:05
ビットコイン採掘事業者による売り圧力は緩和傾向=クリプトクアント
クリプトクアントは8日、仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコイン・マイナーをめぐる収益などの状況が回復し売り圧力が和らいだと分析している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧