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ビットコインへの見方が変化した理由──米ブルームバーグの金融ジャーナリストが説明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの資産価値

以前はビットコインに懐疑的だった米ブルームバーグの金融ジャーナリストEddie van der Walt氏が、自身の見方が変化した理由を語った。

Walt氏がBTCを知ったのは2012年。2017年の暗号資産(仮想通貨)バブルがはじけ、2018年〜2019年の間、価値が0になる恐れについてレポートしていた。「問題は、BTCの供給設計ではなく、需要がどうなるかというところだった」と説明した。

同氏はゴールドと比較し、BTCは価格変動の大きさが欠点だとされているが、投資家は致命的な価格下落をかすり傷程度にしか考えず、80%の価格下落も購入の機会として歓迎するとし、このことはBTCが資産として長く生き残ることができる明かしであると考えるようになったと話した。そのため、Walt氏は最近BTC支持派に変わったという。

昔はビットコインを宝くじと思っており、資金を入れて、最悪すべてを失うが、上昇する可能性は無限大と見ていた。今は宝くじを買うのなら、ビットコインを買った方がいいと勧めたい。

供給と需要について

Walt氏は、事前に供給量が決められていることはBTCの大きな特徴であることを認めながら、それだけでは資産として長続きしないと主張。ベースボールカードやアート作品など、供給が限定されている資産は数多くあると指摘している。

その上でBTCが資産として成功する鍵は、価格が下落した時に投資家がどのように反応するかにあると説明。どんなに価格が高い時に購入しても、それをさらに高い価格で購入してくれる人がいるから投資しようという考えに支えられているだけの資産は、価格が下落した時に上昇に転じることはないと主張した。

一方、BTCは2017年のバブル後に価格が暴落し、その後も価格変動を繰り返したBTCは今年、3年越しに過去最高値を更新している。この過程を見て、Walt氏はBTCへの需要に確信を持つようになったという。

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半減期後の価格高騰

Walt氏は今年5月の半減期後に価格が高騰したこともBTCの強みに挙げている。「1回目の半減期後に価格が上昇したことは例外的なことだと否定され、2回目の半減期後の価格上昇は偶然だと言われた。今回3回目の半減期で同じことが起きたため、この現実を無視することは歴史が示す証拠を否定することになる」と述べた。

BTCは「価値の交換手段」としてはほとんど進歩しておらず、通貨としての利用は進んでいないとし、価格変動の大きい仮想通貨は現在も投機対象の資産だと指摘。しかし次に価格が下落した後にBTCは復活しないと判断することは、過去の経験に反くことになると主張した。

Walt氏のBTCに対する見方がどのように変化してきたか、また主要国中銀の金融政策などについて、米デジタル資産運用会社Morgan Creek Digitalの共同設立者Pomp(アンソニー・ ポンプリアーノ氏)の動画でより詳しく説明されている。

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