CoinPostで今最も読まれています

マイクロソフト支援:民間企業のブロックチェーン導入事例が増加中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

RSK BLOCKCHAIN CONFERENCE TOKYO 2018参加レポート
RSK BLOCKCHAIN CONFERENCE TOKYO 2018にCoinPost取材班が参加しました。今回のイベントでは、RSKやEthicHubなどからCEOが登壇してトークセッション等を行いました。
Microsoft、Quoineのプレゼンテーション
Microsoftではブロックチェーン・スマートコントラクトに関してサービスに取り組む企業のサポートを今後とも厚くしていくとのことで、QuoineもICOがいかに魅力的な資金調達手段か、言及した後、今後この市場を健全に拡大、発展させるとして意気込みを見せました。

RSK BLOCKCHAIN CONFERENCE TOKYO 2018参加レポート

RSK BLOCKCHAIN CONFERENCE TOKYO 2018にCoinPost取材班が参加しました。

今回のイベントでは、RSKやEthicHubなどからCEOが登壇してトークセッション等を行いました。

日本企業のDMMからもリードエンジニアの篠原氏が登壇し、DMMスマートコントラクト事業部におけるこれまでの事業の説明や、ユーザー課題の解決を重視してチームがこの領域に取り組んでいることなどが強調されました。

ブロックチェーン自体のスケーラビリティの課題や認知度の低さ、UXの悪さなどから、まだスマートコントラクトの普及には障壁があると述べつつも、今後、子会社から新規の仮想通貨取引所がリリースされることや別軸の新規事業を仕込んでいるとして、同事業部が明確な課題解決意識を持ってスマートコントラクト事業にフォーカスしていくことが述べられました。

以下ではCoinPost取材班が参加したMicrosoft、Quoinのプレゼンテーションの内容をまとめます。

Microsoft

マイクロソフトからは、JOHN Doe氏が登壇し、ブロックチェーン・スマートコントラクト関連でサービスを立ち上げる企業向けに”Azure Blockchain as a Service”についての説明が行われました。

Azure Blockchain as a ServiceはMicrosoftの提供するクラウド コンピューティング プラットフォームAzureにおいてブロックチェーン関連の開発をサポートしていくものになります。

Doe氏のプレゼン内容の要約が以下になります。

  • ・Azureは様々なブロックチェーンサービスに対応、オープンソースの開発を全面的にサポートできるツールとして強調。RSKも対応しているとのこと。
  • ・Azureに関しては世界中にデータセンターが置かれ、日本にも2つのデータセンターが存在。世界に張り巡らされた回線は地球64周ぶんにものぼる。
  • ・Azureにおける、個人情報の取扱いをサポートするセキュリティの充実や、コンプライアンス関連のサポートの充実・透明性を強調。最新の資料はMicrosoftの情報公開ポータル ”Trust Center”(https://www.microsoft.com/ja-jp/trustcenter/default.aspx)に掲載。
  • ・マイクロソフトの支援による民間企業等のブロックチェーン導入事例を解説
  •  -旅行代理店のWebjet社 施設や航空券の予約などに応用
  •  -海上輸送業者のMaersk社 各地点の運行履歴や海上保険の効率化に応用
  •  -Bank HaHapoalim社 住宅ローンなどの契約時の保証会社・銀行・契約者間の契約に応用
  •  -その他、電力などのインフラ事業の決済などに応用が進んでいる
  • ・難民などのID非保有者を保護するプロジェクト”ID 2020”について紹介

Microsoftではブロックチェーン・スマートコントラクトに関してサービスに取り組む企業のサポートを今後とも厚くしていくとのことです。

最後にDoe氏は以前は技術から世界を変えるアイデアが生まれていたのが、最近はサービスからどんどんと生まれてきていると述べ、業界への強い期待感をうかがわせました。

Quoine

QuoineからはCFOの紺野氏が登壇しました。

Quoineの立ち上げ経緯などを説明したのち、同社のメンバーや日本で登録を受け、なおかつグローバルに展開している自社の取引所についても解説がありました。

そして、紺野氏からはQuoineの今後のICOへの取り組みが以下の要点で語られました。

  • ・先日、Quoineは登録を受けている取引所として初のICOを実施。6つのトークンのセールを行い、開始9秒で売り切れる事例も。
  • ・6ヶ月にのぼるQuoineでのICOの実施から、いかにコミュニティを構成していくかやレギュレータートのコミュニケーションの重要性を痛感。
  • ・Quoine運営の海外の仮想通貨限定の取引所にて4月末にICOプラットフォームを開設。

日本の仮想通貨業界の昨今の問題点を上げつつ、ICOがいかに魅力的な資金調達手段かにつても言及したのち、最後はQuoineとして今後この市場を健全に拡大、発展させるとして意気込みを見せました

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧