Figureが1億ドルを調達
ブロックチェーンを活用し、不動産担保ローンを提供するテック企業「Figure Technologies」が、米メガバンのJPモルガンから1億ドル(約103億円)の調達に成功していたことが分かった。
同社によれば、今回で5回目の資金調達となり、今までに合計でおよそ15億ドルの資金調達を行っているとのことだ。
これまでに出資を行った企業にはJPモルガンの他に、米証券会社Jefferiesやウォールストリートの投資銀行などが複数含まれている。
同プラットフォームでは担保適格融資やジャンボ・ローンなど様々な商品を提供しており、Figure Technologiesのレポートによれば、2020年の第4四半期において、不動産担保ローン事業が月ごとに50%近く成長したと伝えている。
同社はブロックチェーン技術やAI技術などを利用することで、融資のスピードを大幅に向上し、プロセスの自動化でコストの削減も実現しているという。
担保適格融資とは、連邦住宅抵当公庫(FNMA)と連邦住宅金融抵当公庫(FHLMC)の担保条件に適合する不動産融資。
ジャンボローンとは、FNMAとFHLMCの規定するローン限度額を超えたローンのこと。買取保障額の上限は42万ドルに設定されている。