CoinPostで今最も読まれています

実利用進むHedera Hashgraph、新たなトークン発行サービス「HTS」の提供を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ヘデラが新サービスを公開

分散型台帳技術のヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)は、新たなトークン発行・管理サービス「ヘデラトークンサービス(HTS)」の利用が可能となったことを発表した。同サービスは昨年12月にテストネットが公開されていた。

新サービスには既に、仮想通貨(暗号資産)カストディを提供するBitGoやLedger、取引所のOKEx、Huobi、Liquid、監査企業のQuantstampなどが何らかの形での参加を発表している。また、プラットフォ―ムの運営には野村ホールディングスや、グーグルなどのグローバル企業も参加している。

出典:Hedera Hashgraph

革新的な性能面

ヘデラ・ハッシュグラフは、ハッシュグラフコンセンサスを利用したプルーフオブステークパブリックネットワークを採用。高い処理能力を実現した。新たなヘデラトークンサービスは、Hederaでトークンを発行することで、手数料・コストの削減や、迅速な取引などが期待できるという。

仮想通貨(分散型インフラストラクチャ)のパイオニアである”第一世代”のビットコイン(BTC)、先進的なプログラマビリティをもたらした”第二世代”のイーサリアム(ETH)と比較すると、”第三世代”のヘデラ・ハッシュグラフは、トランザクション速度など飛躍的な性能向上と、大きなコスト削減を実現していることがわかる。

ヘデラのCEOであるMance Harmon氏は、プレスリリースで「資産のトークン化によって既存の取引プロセスを根本的に変える。」と説明、新サービスが分散型台帳技術(DLT)自体の企業への普及にもつながるとした。

アプリ・トークンのプラットフォームに

ヘデラ・ハッシュグラフ(HBAR)は、ブロックチェーンとは異なるコンセンサスアルゴリズムを持つ分散型台帳技術を基盤にしたプラットフォーム。分散型アプリケーション(dApps)を誰でも開発することができる。

今回の「Hedera Token Service」はテストネット発表時に、APIサービスの「Hedera Consensus Service」と双璧をなす2大サービスとして位置づけられている。

企業向けのネットワークを提供していることから多くの企業と提携しており、グーグルやLG、IBMなどのグローバル企業らで構成される議会(委員会)や、ChainlinkやBitGo、Quantstampなどの暗号資産(仮想通貨)関連企業とも様々な分野で提携を行う。

最近では、EverywareUKと提携し、イギリス国民保険サービスNHSの医療機関に新型コロナのワクチン管理において、改ざんや人的ミスを防ぐ仕組みを提供するなど、実利用が進んでいる。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/05 火曜日
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。
12:15
ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインなど仮想通貨取引サービス開始
ブラジル最大手銀行イタウ・ウニバンコは仮想通貨の取引サービスを開始した。まずビットコインとイーサリアムを取り扱うとしている。
11:59
仏ソシエテ銀、イーサリアム上でデジタル証券を発行 ESG戦略の透明性を強化
ソシエテ・ジェネラルがイーサリアムブロックチェーンでセキュリティトークンを発行。ESGへの取り組みと透明性の向上を目指し、カーボンフットプリント情報を含むデジタルグリーンボンドを活用する。
10:45
「ビットコインは米国の利益を守る最善の手段」コインベースCEO
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、ビットコインなど仮想通貨が、インフレを背景に米ドルの代替手段として注目される可能性があると発言した。
10:20
Bybit、仮想通貨投資に関するレポート公開
Bybitは、投資に関するレポートを公開。このレポートでは、各種類の投資家が仮想通貨ビットコインやイーサリアムなどに、どのように資金を配分しているかを調べている。
08:30
仮想通貨ビットコインマイニング株大幅高、NYダウ反落
主要仮想通貨関連株はビットコインが42,000ドルに復帰したことを受け、5日に続伸した。一方、本日のNYダウは小幅反落しエヌビディアなど大型IT株も売られた。
07:30
「2024年まで20もの仮想通貨ETPを提供へ」カナダValour
カナダの仮想通貨ETP発行会社Valourは新たに2024年まで欧州で20もの仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)を提供する目標を掲げた。機関投資家の資金流入が追い風になっている。
07:02
エルサルバドル、ビットコイン投資の含み益がプラスに
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、同国の仮想通貨ビットコイン投資の利益がプラスに転じたと公表。公表時点で約5.3億円の利益が出ている。
06:30
コインベース、仮想通貨ポリゴンなどの先物も提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは先週末、ポリゴン(MATIC)とビットコインキャッシュ(BCH)のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。COIN株価は5.5%高。
06:00
国際版バイナンス、銘柄新規上場
仮想通貨取引所大手バイナンスは新たなステーブルコイン「Anchored Coins EUR (AEUR)」新規上場を実施した。先月バイナンスに上場した「ORDI」は一ヶ月で約9倍も上昇した。
05:30
米Franklin TempletonのCEO、ビットコインやアルトコイン保有を明かす
米Franklin TempletonのCEOはFortune誌のインタビューで自身が仮想通貨ビットコイン(BTC)や一部のアルトコインを保有していると明かした。
12/04 月曜日
15:11
グレースケール、「GBTC」のビットコインETF転換についてブログで説明
米グレースケール・インベストメンツは公式ブログで、米国における現物ビットコインETFの承認は時間の問題であるとして、GBTCをビットコインETFとして、ニューヨーク証券取引所Arcaへ上場させることに注力していると強調した。
12:48
オーストラリア退職金ファンド(年金基金)、仮想通貨の保有額増加で900億円規模に
オーストラリア税務局は、退職年金を積立型SMSF(年金基金)の資産運用統計を発表。2019年以降の4年間で仮想通貨への投資額が大幅増加していることがわかった。
12:18
中国外相、ブロックチェーンやAI(人工知能)領域で日中韓協力を呼びかけ
中国の王毅外相は、日中韓外相会議で、ブロックチェーンや人工知能(AI)など最先端テクノロジー分野での三国の協力を呼びかけた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア