はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社出資のプロジェクト「Flare Networks」、ステラ(XLM)を統合へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Flareネットワーク、ステラルーメン「統合」を発表

暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)のユーティリティーフォークであるFlareが26日、ステラルーメン(XLM)をF—Assetとして導入することを発表した。これにより、ステラネットワーク上でもFlareの提供するスマートコントラクト機能が実装される形となる。

F—AssetはFlareネットワーク上で使用されるトークンのこと。過去にはFlareネットワークに「統合」と表記されていたが、Flareネットワーク上で1:1の割合で別チェーンのトークンを生成することを意味する。

  • XRP→FXRP
  • LTC→FLTC
  • DOGE→FDOGE
  • XLM→FXLM(新)

Flare側は第三者機関に頼ることなく、トラストレスな形でFlareを他の仮想通貨ネットワーク上のアセットとつなげることができると説明しており、相互運用性の向上も見込まれる。

また発表に合わせて、Flareネットワークのローンチ後にネットワーク上でDeFi(分散型金融)プラットフォームの提供を目指すFlare Financeもステラルーメン(XLM)を対応通貨のリストに加えることを表明した。F—Assetsのユースケースの一つがFlare Network上でのDeFiへの参加だ。

Flare Financeは既にXRP(リップル)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)への対応を表明している。これら4銘柄の保有者は同プラットフォーム上でスワップやイールドファーミング、保険などのサービスにアクセスできる。

Flareは米リップル社の投資部門、RippleXが出資を行ったプロジェクトでXRPL(XRPレジャー)の利便性を高める、初のユーティリティーフォーク。イーサリアム仮想マシン(EVM)を統合することで、XRP台帳にスマートコントラクト機能の追加を計画しており、昨秋から注目が集まっていた。

Flare Networkとは|XRPにスマートコントラクトを
仮想通貨XRP(リップル)保有者に対しネイティブトークンSparkのエアドロップを発表したフレアネットワーク(Flare Network)とは。Sparkの特徴とメリット、将来性について概説。

Flare上でのXLM統合の重要性

今回Flareに統合された仮想通貨ステラ(XLM)の主要開発者の一人であるJed McCaleb氏はリップル社の元創設メンバー。意見の相違などから2014年にリップル社を退社し、ステラを開発したが、創業者のMcCaleb氏に割り当てられたXRPが流通市場にダンプ(投げ売り)されないよう、2016年にMcCaleb氏とリップル社は同氏の一年辺りの売却額を制限する契約を締結した。

実際、McCaleb氏はリップル社などと共に、Flareの独自トークンであるSpark(FLR)の受け取り対象外の人物として挙げられていた。

またステラがXRPと同様に、高速な送金などを目的とした仮想通貨であることから比較の対象となることもある中、今回Flare側は分散化とエコシステム内での団結(≒相互運用性)を強調している。

リップル社と主要開発者のMcCaleb氏との対立も過去にはあったが、Flareネットワーク側の分散化、ネットワーク間の相互運用性の向上を目指す姿勢が見られる事例と言えるだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧