はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テザー社が声明、仮想通貨500BTCの支払い求める脅迫を受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テザー社に500BTCの恐喝文

テザー社は1日、公式ツイッターで匿名の人物から約24億円に相当する暗号資産(仮想通貨) ビットコイン(BTC)を身代金として要求する脅迫を受けたことを公表した。犯人らは明日まで指定のBTCアドレスに500BTCを送金しなかった場合、「ビットコインのエコシステムに害をもたらす」書類をリークすると脅迫している。

テザー社は恐喝の報告と合わせて、同社の資金を管理する担当銀行のバハマDeltec銀行とのやり取りを模した書類が流通していると述べた。同社は、このような書類は偽物と断じた上、500BTCの「身代金」を払わない姿勢を示した。

テザー社は今回の身代金要求は「惨めな試みだった」と述べる一方、規制当局に連絡するなど然るべき措置を取ると説明。捜査当局への協力姿勢を明らかにしている。

テザー社は、「今回の脅迫文はテザー社を対象にしているが、その他の仮想通貨企業もターゲットしているかは不明」としつつ、テザー社の顧客や仮想通貨界隈の投資家に警戒を求め、セキュリティ対策を実践するよう呼び掛けた。

NY州司法当局と和解から1週間

テザー社は先週火曜日、訴追から1年半以上経った後に米ニューヨーク司法当局(NYAG)と和解に至っていた。Bitfinex社と関連会社のテザー社は不正行為を認めなかったが、1850万ドル(約19億円)を支払い裁判に終止符を打ったばかりだった。

度々裏づけ資産の実態が取り沙汰されてきたが、テザー社の発行するステーブルコインのテザー(USDT)は仮想通貨市場でも重要な位置を占めているのは周知の事実だ。

CoinPost提携メディアのThe Blockのデータによれば、ステーブルコインの発行数と取引量は過去3年間で右肩あがりが続いている。

全体で見ても21年2月におけるステーブルコインの取引量は初めて3600億ドル(約38兆円)を突破、その内約25兆円分はUSDTの出来高だった。

出典:The Block

発行枚数で見てもテザー(USDT)の発行量は群を抜いている。2月末時点で、テザーは2位のUSDコインの5倍近い流通量(約3.7兆円)の規模を誇る。(紫がUSDT、ピンクがUSDC)

出典:The Block

21年1月にはテザー社の資金を管理するDeltec銀行のGregory Pepin副最高経営責任者が仮想通貨ポッドキャストの「Unchained Podcast」に出演。発行されているすべてのUSDTが「裏付け資産にバックされており、その裏付け資産総額は流通するUSDT(の発行枚数)を上回る」と述べていた。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧