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米規制当局から起訴されたジョン・マカフィー氏、相場操縦行為を否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ジョン・マカフィーが反論

ウイルス対策ソフトの先駆者であるジョン・マカフィー氏が、米証券取引委員会(SEC)の告発内容は「誇張」であると反論したことが分かった。司法省や商品先物取引委員会(CFTC)からの起訴内容も否認している。

米SECは昨年10月、暗号資産(仮想通貨)のICO(トークン販売)で投資家を不正に誘導したとして、米連邦証券法違反の疑いでマカフィー氏を告発していた。

この件について同氏は3月6日、下記の通り反論した。

私のチームは、すべての仮想通貨プロモーションを、管理体制、ビジネスプラン、ポテンシャルの面から査定していた。アルトコイン市場の暴落を完全に予測できた者はいない。私たちは、暴落したそのコインで報酬を受け取っていた。SECの告発内容は誇張されている。

さらに「私が一番推していたコインはDocademicだが、一枚も売ったことはない」などと主張した。

Docademic(MTC)は、普遍的なヘルスケアを可能にする医療サービスプラットフォームのトークンとして構想された仮想通貨。McAfee氏の支持も影響して、18年5月には一時は約42円(0.38ドル)を付けたもののその後暴落。現在価格は0.3円(0.002ドル)まで下落している。

最新の訴訟内容についても否認

米SECに加えて今月5日、米国司法省も、マカフィー氏の仮想通貨ベンチャーが証券詐欺、およびマネーロンダリングに関する共謀を図っていたとして起訴した。

商品先物取引委員会(CFTC)からも並行訴訟を起こされている。

どちらの訴訟も、マカフィー氏とそのチームの執行アドバイザーのジミー・ワトソン氏が「パンプアンドダンプ」を行っていたとするものだ。「パンプアンドダンプ」とは一般的に、偽りの情報を拡散してある資産価格を不当に吊り上げ、高値で売却して利益を得ること。日本では金商法や不正競争防止法に違反する、仕手株などにみられる風説の流布、及び相場操縦行為にあたる。

これら最近の起訴について、マカフィー氏は以下のように反論する。

新たな訴訟内容は、2017年に私が行っていた「Coin of the day」に関するものが多い。当時価値があると信じていたコインを紹介したものだ。

その中の一つにはドージコインがある。今、イーロン・マスク氏が推薦しているコインだ。この仮想通貨は、私が紹介してから1,000%以上も上昇している。「パンプアンドダンプ」ではない。

ドージコイン(DOGE)値上がりを引き合いに出して、過去ツイートの正当性を主張した格好だ。

規制当局の主張では、マカフィー氏とワトソン氏は、2017年から2018年にかけて「今日のコイン」(Coin of the day)「今週のコイン」(Coin of the week)などと称して、ツイッター上でトロン(TRX)やドージコインを含むアルト銘柄を多数紹介したと指摘している。マカフィー氏が紹介した銘柄は高騰する傾向があった為、2017年当時は「マカフィー砲」などと呼ばれ、注目を集めた経緯がある。

起訴状によれば、マカフィー氏は事前にこうした仮想通貨を購入しておき、ツイートの効果によって値上がりした後に売却して利益を得ていたという。

マカフィー氏はこれらとはまた別に、脱税疑惑でも起訴されており、現在スペインで拘留されている。米国への身柄引き渡しを待っている最中だ。

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