はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米DCGの子会社Foundry、北米に大規模仮想通貨マイニングプールを正式ローンチ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

北米から世界的なマイニング拠点目指す

ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)投資で米最大手のデジタル・カレンシー・グループ(DCG)の子会社Foundryが「Foundry USA マイニングプール」を公式に立ち上げると発表。

Foundry USAプールは、ビットコイン(BTC)またはビットコインキャッシュ(BCH)をマイニングしたい機関投資家に開放される。これまで数カ月間、プライベートベータ版で運用されていたが、正式に顧客に門戸を開く形だ。

このマイニングプールは、Full-Pay-Per-Share(FPPS)方式で、マイニングマシンをプールに接続するマイナーにブロック報酬とトランザクション手数料を支払う。マイナーは、ハッシュレートへの貢献に基づいて、これらの報酬を受け取れる。

FPPS方式は、マイナーがあるブロックの生成に関する承認作業を行った量に基づいて報酬を支払うもの。実際にブロックが生成されなくても報酬を払うことになるためマイニングプール側にはリスクがあり、大きな資金力のあるプールに限られた方式だ。

プレスリリースによると、Foundryのプールは親会社のDCGの支援も受け、FPPS方式を実現させた。ユーザーに安定した支払いを保証する。さらに、高セキュリティのカストディ、ビットコイン担保のレンディング、ビットコインによる利回り収益など様々なサービスも提供するという。

マイニング能力拡大中のBlockcap

現在、マイニング・ブロックチェーンテクノロジー企業BlockcapがFoundry USAプールでビットコインのマイニングを開始していることも発表された。最新世代のマイニングマシン約10,000台をプールに設置しており、約910ペタハッシュ/秒(PH/s)以上の計算能力がプールに追加された格好だ。

BlockcapのDarin Feinstein会長は、次のように語る。

このマイニングプールは米国で誕生し、そこに拠点を置き、世界最大のマイニングプールと比べても遜色ない報酬を機関投資家に提供するものだ。北米を仮想通貨マイニングの世界的中心地にするという当社の使命を考えても、このプールを選択したのは自然な流れだった。

Blockcapは2020年に創設され、2020年度末までには、すでに約1エグザハッシュの処理能力を備えていた。これは、当時のビットコインネットワーク全体のハッシュ能力のうち、約0.75%に相当する。

現在Blockcapは、約10,000台の最新世代マイニングマシンを保有。さらに最近、Bitmainから10,000台、Canaanから新たに8,400台を購入する発表を行った。

これらのマシンが配備された暁には、世界的に見てもFoundry USAプールの地位が強化される見込みだ。

Foundry USAプールは、これまで中国を拠点とするマイニングプールによって占められていた、ハッシュレート上位5つのプールの中にランクインすることを目標にしているという。

出典元:BTC.com

BTC.comによると、過去1週間の上位5位は「F2Pool」「Poolin」「BTC.com」「Binance Pool」「AntPool」であり、いずれも中華系マイニングプールだ。Foundry USAプールは全体の1.8%のシェアで、現在11位にランクインしている。

関連米最大手仮想通貨投資企業DCGの子会社、14,000台の最新マシンを購入 マイニングサービスを拡大へ

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/26 土曜日
13:20
米ナスダック、SECの仮想通貨規制緩和を歓迎も有価証券分類の明確化求める
米ナスダックがSECに対し、仮想通貨が「実質的に株式」である場合は同等の規制を適用すべきとのコメントレターを提出した。
11:40
世界初のXRP現物ETF、ブラジルで先行取引開始 米国承認前に実現
ブラジル証券取引所B3で世界初のXRP現物ETF「XRPH11」の取引が4月25日に開始。Hashdexが運用する本ファンドはナスダックのXRP指数に連動する。
11:25
スイス中銀総裁がビットコイン準備金提案に反対表明、国民投票イニシアチブの行方は
スイス国立銀行総裁が、ビットコインは準備金として不適合だとの見解を示した。一方で国民投票を目指す「ビットコイン・イニシアチブ」は署名活動を継続中だ。
11:15
オソフ上院議員が批判 トランプ大統領のミームコイン晩餐会は「弾劾されるべき違反」
ジョージア州代表のオソフ上院議員がトランプ大統領のTRUMPコイン保有者向け晩餐会を「弾劾に値する犯罪」と批判。上位220名の保有者を招待する計画に対し、民主党議員からは利益相反の懸念が高まり、SECへの調査要請も行われている。
10:45
「ストラテジー社によるビットコイン寡占は深刻なリスクにならず」──『ビットコイン・スタンダード』著者見解
サイフェディアン・アモウズ氏が、企業によるビットコイン寡占リスクについて見解を示した。トランプ関税政策を批判し、ビットコインによる米国債務問題の解決策についても言及している。
10:15
世界経済の不確実性はビットコインにとって追い風=ブラックロック幹部
ブラックロックの幹部が世界経済の不確実性がビットコインの価値上昇につながると指摘。フィンクCEOは先月、米国の債務管理失敗によりドルの準備通貨地位がビットコインに奪われる可能性を警告。市場の地政学的分断が進む中、低相関資産としてのビットコインの役割が注目される。
08:40
ブラックロックのビットコインETF、BTC総供給量の2.8%を保有
世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(IBIT)がBTCの総供給量の2.8%を保有。58万2000BTCに到達し、今週単日で6.4億ドルの資金流入を記録した。
08:02
リップル社のトップ「現時点でIPOの必要はない」
リップル社のプレジデントは、同社がIPOを行う計画は現在はないと語った。財務は健全な状態にあるとし、買収などを行なって事業を成長させることに集中すると話している。
07:55
2026年までに世界の企業が300万BTC保有を予測 ビットコイン・マガジンCEO
ビットコイン・マガジンのベイリーCEOが上場企業によるビットコイン保有が急増すると予測。現在の70万BTCから2026年末には200万〜300万BTCに拡大の可能性。
07:25
ドラゴンチェーン(DRGN )価格が2倍以上急騰、米SECの訴訟取り下げを受け
米SECとドラゴンチェーンが4月24日、新政権下の「政策的観点」を理由に2022年から続く未登録証券訴訟の取り下げを共同申請した。
06:40
米SEC新委員長初参加の円卓会議、仮想通貨業界に「大きな恩恵」期待──前任ゲンスラー氏の厳格路線を批判
米SEC新委員長アトキンス氏が就任4日目の円卓会議で仮想通貨からの「大きな恩恵」を期待すると発言。バイデン政権下の厳格路線を批判し、「目的に合った合理的な規制枠組み」確立を目指す。
06:10
前週比65%以上高騰、仮想通貨SUI(スイ)がビットコインやイーサリアムを大幅アウトパフォーム その背景は?
仮想通貨Suiが週間66%高騰し主要銘柄を上回る急成長。グレースケールSUIトラスト設立やxPortalマスターカード提携がけん引。TVLは40%増、DEX取引量は177%増と実需も拡大中。「次のソラナ」との期待も。
04/25 金曜日
21:03
コインチェック、PEPEなど4銘柄を新規取扱いへ
仮想通貨取引所コインチェックは5月13日、PEPE・MASK・MANA・GRTの取り扱いを開始する。取引所の板取引銘柄は25へ拡大し、販売所・つみたて・貸暗号資産など全サービスで対応。
13:44
取引所のビットコイン残高が過去6年の最低水準に、企業購入加速も懐疑的な見方浮上
フィデリティの報告によると、取引所のビットコイン供給量が2018年以来最低の約260万BTCに減少した。上場企業による大量購入が背景にあり、この傾向は今後加速するとフィデリティは予測している。
11:30
ステーブルコイン市場、2030年まで最大500兆円規模へ シティが成長シナリオを予測
シティグループが、ステーブルコイン市場は2030年までに最大3.7兆ドル規模に成長すると予測した。また、そのうち米ドル建てコインが90%のシェアを維持すると見ている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧