CoinPostで今最も読まれています

香港上場の中国企業Meitu、ビットコインとイーサリアムを買い増し

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨を買い増し

香港証券取引所に上場する中国企業「Meitu(美図)」は17日、完全子会社Miracle Visionを通して、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を買い増ししたことを発表した。

今回ビットコインは2160万米ドル(約23億円)分でおよそ386BTCを、イーサリアムは2840万米ドル(約30億円)分で1万6,000ETHを購入。前回と合わせ、9000万米ドル(約98億円)分の仮想通貨を購入したことになる。

Meituは主に、スマートフォンやパソコンで画像や動画を編集するアプリ等を提供する企業。今月7日にはビットコイン(BTC)を1,790万米ドル(約19億円)分で約379BTC、イーサリアム(ETH)を2,210万米ドル(約24億円)分で1万5,000ETH購入したことを発表していた。

関連香港上場の中国企業、ビットコインとイーサリアムを購入──約43億円相当

前回と今回の購入はどちらも「仮想通貨投資計画」の一環。取締役会からは仮想通貨への投資は1億米ドル(約108億円)未満との条件が設けられており、まだ1000万米ドル(約10億円)残されていることになる。

仮想通貨購入の目的

ビットコインを購入した目的は、企業資産の分散化だ。供給量の上限が決まっていること、法定通貨や商品と交換できること、インフレヘッジとして利用できることが特長だと説明しており、ゴールド(金)のように価値の保存手段と利用できると主張している。また機関投資家や大手企業の重要の高まりも後押しした。

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

イーサリアムを購入した目的は、ブロックチェーン業界へ参入するための準備だという。dApps(分散型アプリ)のローンチを視野に入れており、いずれ必要になるネットワーク手数料(ガス代)を準備。またイーサリアム関連のブロックチェーンプロジェクトへの投資も検討している。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

取締役会は、ブロックチェーン技術は既存の金融業界とIT業界を変革する可能性を秘めていると考えている。モバイルデバイスのインターネット技術がパソコンのインターネットサービスとオフラインのサービスを変えたのと似ていると説明。2005年ごろのモバイルデバイスにおけるインターネット技術と同様、ブロックチェーン技術の発展はまだ初期の段階だと述べている。

そして仮想通貨は、資産の分散化に活用できるだけなく、今後価値の上昇にも期待できると主張。特にコロナ禍の経済対策で中央銀行が法定通貨を過剰に供給している現在では、現金の価値が下がる可能性があり、財務管理に有益だとした。

一方これは長期的な見通しであり、仮想通貨は価格変動が大きくなる傾向があると指摘。そのために取締役会は時価総額が大きいビットコインとイーサリアムの購入を決めたとしている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧