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タイ中央銀行、Terraのタイバーツステーブルコインを違法と警告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン違法:初の具体的な事例

タイの中央銀行が17日、「Terra.money」上で発行されるタイバーツステーブルコイン(THT)がタイの1958年の通貨法のセクション9を違反し、利用や発行、流通などが違法であると発表した。

Terraは韓国発のステーブルコインプロジェクトで、これまでコインベースベンチャーズやGalaxy Digital、Pantera Capitalから出資を受けている。ネイティブトークンLUNA(時価総額17位)を利用し、アルゴリズムの仕組みで法定通貨のステーブルコインを発行することができる。現在最も利用されているTerraステーブルコインは米ドルにペッグするUSTだ。

出典:CoinGecko

今回、問題になったのはTerraが発行するタイバーツステーブルコイン(THT)。タイの法定通貨であるタイバーツ(THB)を基軸としたステーブルコインだ。

タイ中央銀行の発表をコミュニティのユーザーに伝えたのは、Terraの共同創設者Do Kwon氏。発表でタイ中央銀行は、THTトークンは未だ価値の移転手段として利用されていないが、将来THTや他のタイバーツのステーブルコインが普及すれば、タイバーツが断片化される可能性がある、と通貨システムのリスクを懸念し、THTに関連するアクティビティはすべて違法活動に該当すると判断した。

これまで、欧州中央銀行や主要経済国の中央銀行もステーブルコインのリスクについて警戒を示してきたが、特定のプロジェクトや銘柄に対する警告としては今回が初めての模様。

DeFiレンディングプラットフォームCompoundの顧問弁護士Jake Chervinsky氏も今回の事例についてコメント。「中国は昨年10月に、デジタル人民元の将来的地位を確保するために、RMBステーブルコインの利用を禁止する政策を出したが、特定の銘柄については提示していなかった」と説明。また、タイ中央銀行の判断に対し、「タイ国民の利益を損なうような方針で、イノベーションを阻害している」と指摘した。

Terraプラットフォームは17日、Anchorプロトコルという新たな金利仕組みのDeFiプラットフォームをローンチした。

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