はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インドネシア政府、独自の仮想通貨取引所を開設へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インドネシア政府が独自の仮想通貨取引所を設置へ

インドネシア商業省のJerry Sambuaga副大臣が、同省が近い将来に暗号資産(仮想通貨)を提供する独自の仮想通貨取引所を開設すると発表した。現地メディアTEMPOが報道した。

仮想通貨の将来についてのウェビナーの中で、副大臣は「今後数ヶ月以内、早くて来月にも」仮想通貨を取扱い、その規制も行う取引所が設立されるだろうと語った。

具体的にどのような仮想通貨を取り扱うことになるのかは明かされていない。

取引量が拡大中

副大臣によると、インドネシアでは仮想通貨取引が増加しており2020年の仮想通貨取引量は64兆ルピア(約4,800億円)に達していたという。

副大臣は仮想通貨取引量の拡大について次のように話した。

(取引量増加は)仮想通貨や、デジタル商品が将来新たな取引の選択肢になる可能性があることを示している。あるいは、それらがインドネシアの商業取引を増やすための主要な柱になることさえ考えられる。

商業省が仮想通貨取引所を構築することで、さらに市場を拡大し、インドネシアに経済的利益をもたらすことが目的の一つであるようだ。

業界団体インドネシアブロックチェーン協会と仮想通貨情報プラットフォームXangleなどが共同で発表した2020年のレポートによると、2017年頃よりインドネシアの仮想通貨投資家は着実に増えている。

2018年には商業省が、ビットコイン(BTC)など仮想通貨の先物取引を合法化、2019年には仮想通貨をコモディティとして定義している。2020年、投資家の数は総計で150万人を超えたと推計されている。

国内でこれまでに取扱いのある銘柄も、ビットコインやイーサリアム(ETH)など一連の主要な仮想通貨に加えて、テザー(USDT)などのステーブルコインや、Yearn.finance(YFI)などの分散型金融(DeFi)プロジェクトまで様々だ。

仮想通貨市場としての可能性

インドネシアは2018年の統計で世界4番目に人口が多い国で、その数は約2.7億人だった。

Googleとシンガポールの政府系投資企業Temasek、コンサルタント企業BAIN & COMPANYは2019年に東南アジアのインターネット経済(一般的に、インターネットのインフラを通じて行われる事業)に関するレポートを発表している。

これによれば、インドネシアはインターネットを用いる事業が東南アジア地域の中でも急成長している国だ。特にeコマース(電子商取引)やオンライン配車サービスなどが盛んでデジタル決済も広まりつつある。

2019年にインドネシアのインターネット経済の規模は推定400億ドル(約4兆円)と、2015年から4倍以上拡大しており、年間平均成長率は49%だった。現在のところは2025年までに1,300億ドル(約14兆円)を超える軌道に乗っているという。

人口の多さや、インターネット事業の成長などをみると、インドネシアは仮想通貨市場として大きなポテンシャルを秘めているといえそうだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧