バイナンスの株式トークン、新銘柄続々
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは26日、今月ローンチした「株式トークン(Binance Stock Tokens)」サービスにおいて、アップル(AAPL)など3銘柄の追加方針を発表した。26日から30日にかけて取り扱いを開始する。
バイナンスは今月12日に新サービス「Binance Stock Token」の取り扱い開始を発表。第一弾はテスラ株で、14日にはナスダックにDPO(直接株式上場)を果たしたコインベース(COIN)が追加された。
今回の発表によれば、新たに提供されるのは以下の3銘柄だ。(銘柄:取り扱い開始時間)
- マイクロストラテジー(MSTR/BUSD):日本時間4月26日22時半
- アップル(AAPL/BUSD):日本時間4月28日22時半
- マイクロソフト(MSFT/BUSD):日本時間4月30日22時半
「Binance Stock Tokens」は、株式をトークンしたもので、1トークン=1株に相当する。少ない資金量でも最小ロット1/100単位から手軽に購入可能だ。
株式トークンの取引は、KYC(本人確認)プロセスを経て、かつ制限地域以外のユーザーが対象となる。主な制限地域は中国本土やトルコ、米国などが挙げられる。
バイナンスの株式トークンの基となる株式は、ドイツの証券会社CM-Eの保有する原証券の預託ポートフォリオによって裏付けられ、一般的な株式に伴う配当金などのリターンも得ることが可能。
取引ペアは、バイナンスの提供する米ドルペッグのステーブルコイン「BUSD」に限定され、24時間取引可能な仮想通貨とは異なり、Binance Stock Tokensの取引時間は、株式市場の時間によって制限される。