はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインドミナンス過去最低水準に近づくも、BTC価格は高値圏で推移

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場

7日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン(BTC)価格は、前日比-2.3%の609万円(56,000ドル)に。

イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、クアンタム(QTUM)など国内にも上場する数多くのメジャーアルトが前日比30%を超えた反面、BTCドミナンスは45.6%まで急落しており、循環物色を伴う相場サイクルがビットコインの上値を重くしているものと見られる。

BTCドミナンス 週足

4時間足で見ると、その落ち方は一目瞭然だ。

BTCドミナンス 4時間足

一方、ビットコイン暴落を伴った3年前のアルトシーズンほど極端な資金循環は見受けられず、ドミナンス大幅減にも関わらずBTC価格も最高値圏を維持するなど足元の強さも伺える。

過去最低水準のBTCドミナンス35〜40%付近で一旦底を打つ可能性があり、反転すれば再びビットコインに資金が集まるとの指摘もある。

MoskovskiCapitalのLex Moskovski氏は、OTCデスクで押し目買いが確認されたことを指摘した。

OTC

OTC(Over The Counter)取引は、仮想通貨取引所を介さず、当事者間で直接行われる「相対取引」を指す。売買をオープンにしたくないケースや、大口注文や板取引が過度に干渉したり、流動性不足で約定価格の滑るスリッページリスク回避のためにも重宝される。

CryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)氏は、ビットコインのオンチェーンデータを分析。 取引所のネットフローから、売り圧力が弱まっていることを指摘した。

出典:CryptoQuant

ネットフローは、BTC入金額とBTC出金額の差分を示したもので、イーサリアムでも同様の傾向が見られるという。

一方bybitのデータによれば、永久先物取引の資金調達率は、バイナンスやBitMEXで0.1%を超えるなどやや過熱気味。デリバティブ(金融派生商品)先行への警戒感も燻る。

ビットコインATMは大幅増

またCoin ATM Radarによれば、米国を中心に世界的に「ビットコインATM」の数が急増している。

出典:Coin ATM Radar

ビットコインATMとは、現金またはデビットカードによるビットコイン売買に対応したATM(現金自動預け払い機)だ。

日本国内では一部エリアでしか見られないが、20年5月時点で7,756だった「ビットコイATM」の数は、1年間(21年5月時点)で2.5倍の19,452台まで拡大した。

リップル社の情報開示

米リップル社が直近開示したレポートによれば、XRPの総売上高は、前四半期の7,627万ドルに対し、全四半期比+97%の1億5,034万ドルに達した。XRPの売上増は、RippleNetと送金の効率化を図るためXRPを利用する主要ODL(オンデマンド流動性)の顧客による深い関与に起因する可能性があるとしている。

関連:RippleNetとオンデマンド流動性、最新マップで55ヶ国以上をカバー

リップル社は21年3月、ODLに対する需要増に対応するため、アジアを代表する決済企業Trangloの株式を40%取得することに合意した。事業提携により送金市場の急成長するフィリピンなど、東南アジア圏における国境を越えた決済エコシステム構築を見据え、ODLの範囲をAPAC(アジア太平洋)地域で拡大することを目指している。

また、CryptoCompareが定める主要取引所(CCTT)におけるXRPの日間ボリュームは、2020年第4四半期から2021年第1四半期にかけて大幅増。報告された1日あたりの平均量は、前四半期の16.1億ドルに対し、第1四半期は22.6億ドルだった。

Santimentのデータによれば、米SECと有価証券問題で係争中のステータスにありながらも、1000万XRP以上保有する大口保有者(クジラ)の数は、四半期中に308から319と、3.5%増加している。

出典:Santiment

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧