はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

英地下鉄のビットコイン広告取り下げに、「投資リスクを明示せず」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロンドンの地下鉄のビットコイン広告、禁止される

ロンドンの地下鉄に掲載されたビットコインの広告は、シンプルなメッセージでインターネット上でも話題を集めていたが、英国の広告規制団体により禁止されたことが明らかになった。

「ビットコインを買う時が来た(it’s time to buy)」と書かれた広告が禁止された理由は、ビットコインへの投資に伴うリスクを説明しておらず、広告が誤解を招くというものだ。

広告は、暗号資産(仮想通貨)取引所Lunoによって展開されていたキャンペーン。その内容はシンプルなもので、ビットコインのロゴと共に以下のような文言が記載されている。

もし地下であなたがビットコインを見ているのなら、それは買う時だ。

今後、ビットコイン投資のリスクを記載へ

英国広告基準局(ASA)はこの広告に対し、広告が投資のリスクを示していない点、そして広告が消費者の経験不足や信じやすさを利用したという問題に関する苦情が寄せられたとした。

ASAはこの2つの問題を支持するとし、Lunoに対し上記のような問題を含む広告を出さないよう告知した。

なお、既にLunoは禁止措置に対し、「広告が再び苦情を受けたような形で現れることはないだろう」と回答。また、将来的な広告にはリスクについての警告を取い扱うとした。

ASAの定める基準によると、投資に関するマーケティングでは、投資の価値は変動する可能性があることを明示する必要があるという。

また、広告はロンドンの地下鉄とバスのシステムに掲載されており、金融知識のない消費者をターゲットとしたものになっていた。

さらにASAによると、Lunoやビットコインの市場は、英国で規制を受けていないという事実は広告で示されておらず、金融知識のない人々に対し、Lunoによって簡単にビットコインへ投資することが出来るという印象を与えたと指摘された。

英規制

昨年7月、英政府の大蔵省(財政担当)が個人投資家をミスリード的な仮想通貨関連プロモーションを制限する提案を提出した経緯がある。当時、企業が仮想通貨に関連するプロモーションを行う前に「規制ゲートウェイ」のもとでFCA(金融行動監視機構)によって審査される必要があるとした。

また、FCAは今年の1月より、ライセンス登録を申請していない仮想通貨関連企業が事業を停止する必要があると警告したほか、個人向けの仮想通貨デリバティブ提供を禁止したなど個人投資家への保護を強化してきている。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧