はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

デジタル人民元、中国・北京のATM3,000台で現金交換が可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ATMでデジタル人民元を現金と交換可能に

中国内のATM3,000台以上で、「デジタル人民元」を交換できる機能が実装されたことが明らかになった。新華財経が報じている。

対応するのは、中国四大商業銀行の一角を占める中国工商銀行(ICBC)と中国農業銀行の二行のATMで、中国の首都・北京に設置されている。

中国農業銀行は北京中心部にある王府井地区の10台のATMで、同様の機能を提供する。ICBCによると、同行の設置しているATMは2012年時点で計60,000台以上に及び、順次「デジタル人民元」に対応するものとみられる。

デジタル人民元(DCEP)

デジタル人民元は、中国の中央銀行である中国人民銀行(PBoC)が開発を進めるCBDC(Central Bank Digital Currency=中央銀行の発行するデジタル通貨)のこと。

▶️仮想通貨用語集

新たに二行がCBDC運営に参加

中国メディアの捜狐(Sohu)が15日に報じたところによると、新たに通信銀行と海南銀行の二行が共同でデジタル人民元のプロジェクトに参加したという。

特に海南銀行はデジタル人民元のシステムに直接的に関わらない、「レイヤー2.5」の存在になる。

これまで、デジタル人民元の発行などに関わるレイヤー2(通信銀行が含まれる)に属する銀行の動きが中心だったが、流通の部分で関わるレイヤー2.5にまで動きが拡大してきたことを示す。

システムの根幹に関わらない銀行がCBDCを取扱う上でのインセンティブについては、手数料の徴収などが考えられているが未だ未知数な部分もあり、その先例となる海南銀行などの動きにも注目が集まっている。

デジタル人民元の急速な普及

中国のデジタル人民元は、普及に向けた動きが急速に進んでおり、いわゆる中央銀行デジタル通貨(CBDC)において、日米など他の先進国は遅れを取っている状況だ。

当初、2020年5月の時点では、2022年の北京冬季オリンピックまでに発行・及び試験が行われる予定であることが報道されていたが、2021年6月時点で、デジタル人民元は深圳や北京などを含めた中国の主要都市で大規模な実証実験が行われるなど、そのペースを加速させている。

また、6月8日には上海市にてデジタル人民元を紅包(日本のお年玉に相当)として35万人に配布することが決定され、既に抽選も行われた。国有銀行のICBCなどは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるデジタル人民元の開発や実証、その普及に向け大きな役割を負っている。

デジタル人民元(DCEP)のウォレットの申し込みがICBCの窓口から可能とされたほか、モバイルアプリでもデジタル人民元ウォレットに対応するなどしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。
14:27
スイス大手スーパー「SPAR」、全国100店舗で仮想通貨決済開始 
スイスの大手スーパーマーケットチェーン「SPAR」が全国100店舗で仮想通貨決済を開始した。Binance PayとDFX.swissとの提携により、100種類以上の仮想通貨とステーブルコインでの支払いが可能になる。
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。
12:11
メタプラネット、137億円でビットコインを追加購入 
メタプラネットは137億円で仮想通貨ビットコイン 775BTCを追加購入し、累計18,888BTCを保有。通算取得額は2,840億円超に到達し、戦略的なBTC投資を継続している。
11:59
ビットコインETF好調も個人投資家は利益確定売り先行、ジャクソンホール会議控える中
仮想通貨市場ではビットコインETFやイーサリアムETFに過去最高水準の資金流入が続く中、BTC価格は調整中。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利下げ示唆に期待が高まる一方、機関投資家の買いと個人の利益確定売りが交錯している。
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧