CoinPostで今最も読まれています

リップル裁判、今後のスケジュールは? 重要書類のアクセス権で進展

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル裁判の最新展開

暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)の有価証券問題をめぐる裁判で、Netburn裁判官はリップル社がSECの書類「内部トレーディングポリシー」の開示を求める申立てを認めた。

今回の訴訟に詳しいJames K.Filan弁護士の投稿によると、裁判官は、「内部トレーディングポリシー」は訴訟に関連していると判断。リップル社のアクセス権を認めた。

リップル側は、SECがXRPとビットコインやイーサリアムなどその他デジタルアセットでどのように線引きしているか検証することを目的に、今回の書類を求めていた。

裁判官は今回の判断で、「SECの内部トレーディングポリシーはXRP、その他のデジタルアセットに対してどのように分類しているか示されているため、書類は訴訟に関係している」、「SECによるデジタルアセットの扱い方は、SECがどのようにデジタルアセットをハウィーテストに適用させていること、およびリップル社による公正通知の主張に直接関わっている」との見解を述べた。

「内部トレーディングポリシー」は、SECが制定した、従業員による仮想通貨の売買取引を管理するための内部ポリシーで、SECはこれまでこれの開示を拒んできたが、内部ルールが明らかになることで、訴訟に進展がある可能性がでてきた。

リップル側はこれまで、SECがどのような基準でXRPがビットコインとイーサリアムの性質(有価証券性)が違うと見ているかを明確にする目的で複数の開示要求を行なっている。

これは、XRPは「コモディティに該当するビットコインやイーサリアム」と異なるとした主張が焦点となったものだ。「ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRPに関する電子メールと内部文書」を開示する動きでは、SECが先日「ディスカバリー(証拠開示の手続き)」の延長を裁判官に申請しており、開示期限の8月31日までに進展が見られることになる。今回裁判官が認めた「内部トレーディングポリシー」の書類開示も、これらのディスカバリーの一部に該当する可能性もあり、現時点で優勢等の判断はできないものの、裁判の進展を占う重要動向になると見られる。

ハウィーテストとは

ハウィーテストは、SECのW. J. Howey社に対する訴訟事件に由来し、米国で特定の取引が「投資契約」という証券取引の定義の一つに該当するかどうかを判定するテスト(判例の1つ)。これ自体には法的拘束力はないが、SECはこのテストをもとに複数のICO(トークン販売)に対してリーガルアクションを起こした経緯がある。(関連記事

▶️仮想通貨用語集

SEC側

SECは22日、リップル側がSECの元スタッフに対する求める証言録取召喚状に反対する書類提出を24日に予定していることを裁判官に伝えている。

これは、リップル側がSECの元スタッフ(正体不明)に証言をとる申立てをSECが阻止することが目的となる。

今後のスケジュール

Filan弁護士はこのように、今後裁判に関するスケジュールについてまとめた。

  • 6月24日:SECは、リップル側がSECの元スタッフに対して証言録取召喚状を求める申立てをブロックする書類を提出──『Motion to Quash』
  • 7月1日:リップル側はSECのMotion to Quashに対する反論を提出
  • 7月2日:SECは、FinHubのEメールにあるBTC、ETH、XRPに関する内容の書類を作成
  • 7月2日:SECは「エージェンシー内部の覚書」の記録を作成
  • 7月8日:SECはMotion to Quashをサポートするための返答を行う
  • 8月31日:SECのファクトのディスカバリー(証拠開示の手続き)
  • 10月15日:SECの「エキスパートディスカバリー」

最終判決はいつ?

Jeremy Hogan弁護士は、略式判決(Summary Judgement)が下されるのは12月か22年1月に延期すると分析、双方の和解が無い場合、訴訟が解決するのは早くても2022年初頭になるのでないかと述べた。

14日の裁判書類によれば、Netburn裁判官はSECの証拠開示に係る延長申請を許可し、証拠開示手続きの期限を8月31日、「エキスパートディスカバリー」の期限を10月15日に新たに定めた。この影響で、Hogan弁護士は最終的な判断が下されるのは2022年初頭になると分析している。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06/01 木曜日
12:32
英TP ICAP、機関投資家向け仮想通貨マーケットをローンチ
世界有数のインターディーラーブローカーTP ICAPは、ビットコインなど仮想通貨のスポット取引市場「Fusion Digital Assets」をローンチした。機関投資家向けで、分離運営モデルを採用している。
11:30
東京都政策企画局がデジタル証券発行支援を開始
東京都政策企画局は、デジタル証券(セキュリティトークン)発行支援事業の開始を発表した。これは、ブロックチェーン技術の広範な活用を促進し、スタートアップ企業の資金調達を多様化するための取り組みだ。
10:55
EU、包括的な仮想通貨規制案MiCAを正式承認
EUは、ビットコインなど仮想通貨に関する包括的な規制案「MiCA」を正式承認した。ステーブルコインに関する規定は2024年7月から、その他規定の多くは2025年から発効する予定である。
10:05
香港の新しい仮想通貨関連組織、Huobiが参加へ
Huobiは、香港の仮想通貨関連の新組織に加わることを発表。この組織は、香港を世界最大の仮想通貨市場にすることなどをミッションにしている。
08:20
PayPalベンチャーズなど、仮想通貨ウォレットサービス「Magic」に72億円出資
仮想通貨ウォレットプロバイダーMagicは昨日、72億円(5,200万ドル)規模の戦略的資金調達ラウンドを終えたことを発表した。
07:40
バイナンス、欧州で12のプライバシー関連銘柄を上場廃止へ
バイナンスは5月31日、欧州市場でプライバシー関連銘柄の取引提供を中止する予定を発表した。
07:10
バイナンス、人員削減の報道を否定
仮想通貨取引所バイナンスは、従業員の解雇を実施したことが報じられた。人員の20%を削減したとの報道もあるが、同社CEOのCZ氏は「解雇に関する報道は悪い噂(FUD)である」と説明している。
05/31 水曜日
17:22
改正資金決済法施行で国内ステーブルコイン発行可能に
改正資金決済法施行により、法定通貨を裏付けとするステーブルコインが発行可能になることへの関心が急上昇している。海外発行のステーブルコインについては、発行者ではなく流通業者が資産を保全するよう義務付けられる。
16:59
仮想通貨取引所SBI VCトレード、エックスディーシー(XDC)を国内初上場
SBIグループにて暗号資産(仮想通貨)交換業を運営するSBI VCトレード株式会社は31日、国内初となる「エックスディーシー(XDC)」の取扱い開始を発表した。
14:00
イーサリアムからビットコインへのNFT移行を実現する「BRC-721E」が誕生
イーサリアム上で流通するNFTを、ビットコイン・ブロックチェーン上に移行可能にする新トークン規格「BRC-721E」がローンチされた。トークンブリッジプロトコル「Bridge any NFT to Ordinals」も同時に提供されている。
13:17
米デジタル商工会議所、テキサス州の反ビットコイン的なエネルギー法案成立を阻止
米デジタル商工会議所はテキサス州議会に提出された「反ビットコインマイニング法案」が法制化に至らなかったと発表した。マイニング企業の収益に大きな影響を与える「電力クレジット」の取得制限に関連する法案は成立しなかった。
13:12
ビットコインの採掘難易度、過去最高値更新へ
翌年に「半減期」を控えるビットコインマイニングの採掘難易度が過去最高値を更新する見込み。Ordinals プロトコルおよびBRC-20トークン需要やAI(人工知能)流行に伴う半導体企業の成長などを受け、マイナー間の争奪戦が激化している。
12:00
バイナンス、一部顧客の担保資金を銀行に預ける仕組みを検討か=報道
大手仮想通貨取引所バイナンスは、機関顧客の一部が取引担保を銀行に保管する仕組みを検討していると伝えられる。カウンターパーティリスクの軽減が目的の一つとみられる。
11:45
OPとSUIのトークンアンロックにより、流通量が急増する見込み
イーサリアムのL2ソリューションOptimismと、高速L1ブロックチェーンSui Networkは、トークンアンロックを迎える。この結果、OPとSUIの流通トークン数が大幅に増加することになる。
10:35
ANAグループ、NFTマーケットプレイス立ち上げ メタバースも準備
ANAグループは、エアライングループとしては世界初のNFTマーケットプレイスを立ち上げた。旅をモチーフとするメタバース「ANA GranWhale」の準備も進めているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア