コインベース、仮想通貨取引所を通じて高金利商品を提供

コインベースの高金利商品

米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースはステーブルコインUSDCの高金利商品を発表した。

このサービスは普通預金口座のようなもので、仮想通貨取引所の顧客がUSDCを入金し、貸し出すことで4%の固定金利(年利)が得られるとしたものだ。価格が安定したステーブルコインを規制された大手取引所が取り扱う上で、高い金利の商品になっているとして、話題を呼んでいる。

同商品はフィンテック企業の預金サービスや従来の銀行の定期預金と競合する存在になる可能性がある。「4%というコインベースのハイイールドは従来の普通預金口座のオルタナティブ手段だ。このサービスを利用すると、全国平均貯蓄のハイイールドより8倍も高い」と、プレスリリースで説明した。現在米国の「全国平均貯蓄のハイイールド」はおよそ0.4%の年利(APY)にとどまる。

USDCとは

USDCは米ドルを1:1で担保資産とするステーブルコイン。価値は1ドルと同じように推移する仕組み。コインベースとサークル社の共同事業体「Centre」によって発行される。現在流通するUSDCは、250億ドルを超えており、USDTに次ぐ最も利用されているステーブルコインだ。

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米大手商業銀行ではJPモルガンチェースの場合は0.02%APY、バンカメでは0.05%でと、一般的にこのような預金金利で推移する。コインベースは高金利を提供することで、仮想通貨投資家の枠組みに限らずにユーザー層を拡大する狙いがあるとみられる。

コインベースは、「顧客に、銀行からよりもハイイールドを享受できながら、安全な利回りの方法を提供することが目的だ」としているが、JPモルガンチェースなど既存銀行のように、FDIC(連邦預金保険公社)に保障されていない点など留意すべき点もある。

USDCの高金利商品については他事例もみられた。昨日、大手DeFiプラットフォームCompound Financeの開発を行う企業Compound Labsは機関投資家をDeFi市場へ呼び込むために、新法人『Compound Treasury』を立ち上げた。こちらも貸出し金利を4%の固定金利とする新サービスの提供を開始している。

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