国内取引所5月次データ
JVCEA(日本暗号資産取引業協会)は5日、21年5月における国内仮想通貨取引所26社の「統計データ」を開示した。
各取引所が取り扱っている全銘柄の現物取引高/月は、過去最高の5.1兆円(前月比123.3% 前年比612.4%)に達した。
今年5月は、近年稀に見る大荒れ相場だった。5月高値は8日に付けた約6万ドルで、同月19日には3万ドルの半値まで暴落した。
アルトコインのバブル崩壊から相場がピークアウトしたほか、5月12日にイーロン・マスクCEO率いるテスラ社がビットコイン決済の導入取り止めを突如発表。中国の規制強化も逆風となった。
アルトコイン市場
乱高下に伴い、アルトコイン市場の現物取引高も過去最高を記録した。
21年5月の取引高TOP5は、次の通り。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- XRP(リップル)
- クアンタム (QTUM)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
4位のクアンタム (QTUM)は年初時点は200円台で推移していたが、今年2月と4月以降のアルトシーズンを経て過去最高値を更新。ハードフォーク及び大型アップデートの好材料を背景に、5月7日には3,900円まで高騰した。21年7月現在は、800円台まで下落している。
JVCEAの第一種会員には、国内の暗号資産交換業者、または暗号資産関連デリバティブ取引業者36社が加盟。第二種会員には2社が加盟している。