英バーグレーズ銀、バイナンスへの送金サービスを停止

バーグレーズが規制を懸念か

英大手銀行バーグレーズは顧客が仮想通貨取引所バイナンスへ送金するサービスを停止している。

7月5日に掲載された声明で、同行は「顧客の資金を守るのが我々の責任であるため、デビットカードとクレジットカードによるペイメントは追って通知するまで停止する」とした。

サービス停止に関する具体的な理由については説明されていないが、FCAがバイナンスに警告を出していたことが背景にあると見られる。英国の金融規制当局であるFCA(金融行動監視機構)は5月26日に、バイナンスが英国で規制されていない取引所であるとして注意喚起する通知を発表している。

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バイナンス側はバーグレーズの決定を受けSNSで、「バーグレーズ側が正確でない情報をもとに、一方的に我々のユーザーへのサービスを打ち切ったことには失望している」として、以下のように主張している。

バーグレーズはFCAの通知を引用し、「顧客の資金を安全にするため」としたが、FCAの通知はバイナンスのユーザー資金の扱い方を指摘したわけではない。

また、FCAが通知で取り上げたのは、Binance Markets Limited(BML)だ。BMLはFCAに規制されている企業で、binance.comとは別法人だ。binance.comを通してサービスを提供していない。

中略

我々はコンプライアンスの義務を非常に重視しており、顧客を守り、イノベーションを促進するために、規制当局との連携にコミットしている。

著者:菊谷ルイス

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