暗号資産のマネーロンダリング捜査を実施
ブラジル市警は、暗号資産(仮想通貨)のマネーロンダリングに関する捜査で、1億7,200万レアル(約14.8億円)を押収したことを発表した。
「オペレーション・エクスチェンジ」と名付けられた作戦は、暗号資産ビットコイン(BTC)の売買を仲介するブローカーの調査から始まっているといい、6件の捜査令状をもとに行われた。
調査の結果、ブローカーの1社は少なくとも6社の架空企業と計1,000万レアル(約2億1,000万円)相当の取引を行い、8社から約1,500万レアル(約3億1,800万円)の暗号資産を取得した。
警察によると、対象の企業は、取引先の正当性や取引資産の出所についての確認を行っていなかった。また、闇市場を利用して利益を得ており、暗号資産を利用した犯罪組織のマネーロンダリングに加担したという。
裁判所は、2人の個人と17の法人口座の凍結、資産差し押さえを決定し、1億7,200万レアルが押収されている。