WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米下院議員、仮想通貨規制枠組みの作成法案を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

消費者保護とイノベーションを促進するための法案

米国のDon Beyer下院議員が、暗号資産(仮想通貨)などデジタル資産についての広範囲の規制枠組みを作成する法案を提出した。消費者を保護し、イノベーションを促進する法案「Digital Asset Market Structure and Investor Protection Act(デジタル資産市場構造と投資家保護法)」である。

Beyer議員は、デジタル資産のイノベーションは、新しい商品やサービスと雇用を生み出しており、このセクターの成長を促す規制環境を提供すべきと説明している。また、こうした分野は「大きな可能性を秘めており、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のような資産が今後も存続することは明らかだ」とも見解を表明した。

そして、次のように法案の意義を語っている。

現在のデジタル資産の市場構造と規制の枠組みは曖昧で、投資家や消費者にとっては危険なものだ。デジタル資産の保有者は、何年にもわたって詐欺、盗難、市場操作にさらされてきたが、議会はこれまで、包括的な法的枠組みの構築を求める声を無視してきた。

この法案は、現行の時代遅れな法律をアップデートして、デジタル資産の保有者や投資家に基本的な保護を与えるものである。

Beyer議員の法案は、様々な機関の役割にも触れているところが特徴的だ。例えば、米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)が、共同ルールを作成し、仮想通貨市場に法的な明確さを提供することを規定している。

また、銀行機密法(BSA)の「金融商品」に仮想通貨やセキュリティトークンも加え、それらがマネーロンダリング防止、記録保持、報告要件の対象となるようにする。

オープンな分散型台帳に記録されない取引については、24時間以内に公的なデジタル資産取引リポジトリに報告することで、不正を抑制し、透明性を高めることも提案した。

ステーブルコインの承認プロセスを導入

法案はステーブルコインにも言及。米ドルに紐付けられたステーブルコインは米国の法定通貨ではないことを明確にし、米財務長官に米ドルやその他の法定通貨に基づくステーブルコインを承認・禁止する権限を与えるとしている。

すでに流通しているステーブルコインについても、承認プロセスに申請する必要があるという。法案は以下のように規定した。

当法案の、このセクションの内容について施行されてから90日以内に、財務長官は、法定通貨建てのステーブルコイン発行を承認・不承認する申請プロセスを確立するものとする。

また法案は、米連邦準備制度理事会(FRB)にデジタル版米ドル(デジタルドル)を発行する明確な権限を与えるとした。その点は、米国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する準備をするものでもある。

一方、現在は仮想通貨の定義・規制に関する複数の法案が連邦議会に提出されているが、どれも可決の見通しは立っていない模様だ。

CBDC(中央銀行デジタル通貨)

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 月曜日
21:35
メタプラネットが資本配分方針再改定、ビットコイン85〜90%・戦略投資10〜15%が目安
メタプラネットは5日、資本配分方針を再改定し、総資産の85〜90%程度をビットコイン、10〜15%程度を戦略投資枠に充てる目安を定めた。9月30日時点の保有量は44,000BTCのビットコインに達した。
21:25
ストラテジー、3週連続でビットコイン追加取得 848000BTCに到達
ビットコイン保有最大手ストラテジーは5日、10月1日から4日に334BTCのビットコインを取得したと明らかにした。購入は3週連続で、資金は普通株の売却純額1,570万ドルとUSD現金1,300万ドルだった。
18:20
ステーブルコインだけで暮らせるか 業界3氏が○×で回答
ステーブルコインだけで暮らせるか。AI・オンチェーン金融サミットで、SMBC・JPYC・Startaleの3氏が国際送金やトークン化預金、納税、日本円ステーブルコインの必要性を○×形式で議論した。
16:41
国内暗号資産の現物取引高、8月は7644億円 2カ月ぶり増加
日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が8月の取引統計を公表。国内の暗号資産(仮想通貨)現物取引高は7,644億円で前月比13.4%増、証拠金取引も19.0%増えた。銘柄別ではビットコインが6割を占め、利用者預託金は3.5兆円まで増えた。
16:10
金融審、成長資金と保険でWG設置 委員がオンチェーン金融に言及
金融庁は8月31日の金融審議会総会の議事録を公開した。成長企業への資金供給と保険制度の2テーマでWGを設置。委員からはブロックチェーンを基盤とするオンチェーン金融の制度整備を中長期で検討すべきとの意見が出た。
15:45
NOT A HOTEL、住宅事業に参入 NAC発行元グループが新会社設立
NOT A HOTELを展開するNOTAが新会社「NOT A HOUSE」を設立し、住宅「POD」の予約を始めた。価格は1棟6980万円から。グループは暗号資産NACを発行し、2024年にGMOコインでIEOを実施している。
14:58
平将明氏が語るオンチェーン金融、次の提言はアセットとウォレット
AIエージェントが自ら決済する時代に向け、日本はどう備えるのか。AI・オンチェーン金融サミットのクロージングで、平将明衆議院議員が自民党PT提言の狙いと国家戦略化の道筋、次の提言で扱うアセットとウォレットの論点を語った。
14:49
OKXとICEの合弁、SECに通知 トークン化米国株を24時間取引へ=報道
OKXとNYSE親会社ICEの合弁OKXICEが、トークン化した米国株を24時間取引する施設の開設をSECに通知した。9月導入のSECの「イノベーション免除」を活用し、60銘柄超から始める計画。保有者には配当や議決権も付与される。
14:00
英大手金融機関の幹部71%、トークン化が金融サービスを変革と予想 ロイズ調査
ロイズの第10回「金融機関センチメント調査」で、英国の大手金融機関幹部の71%がトークン化による金融サービスの変革を予想した。期待するメリットなどについても回答している。
13:46
AI関連の仮想通貨が9月に54%上昇、グレースケールが分析
グレースケールは、AI関連の仮想通貨が9月に54%上昇し、市場全体の24%を上回ったと報告した。AI関連市場を代表する銘柄としてNEAR、TAO、WLD、VVVを取り上げた。
13:20
金融大手UBS、トークン化やステーブルコインで求人
UBSがニューヨークにおけるデジタル資産分野の求人2件を公開した。ステーブルコインやトークン化商品のプロダクトマネージャーと流通担当を募集している。
13:10
DCPとPacific Meta、トークン化預金の事業化支援で連携
トークン化預金の事業化に向け、DCPとPacific Metaが連携する。金融機関の発行支援からブロックチェーン開発、事業会社のユースケース企画までを一体で担い、PoCから商用化に向けた案件を順次立ち上げる。
11:29
日立、暗号資産・ステーブルコイン向けAML監視サービス開始
日立製作所が暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインの取引を対象とするAMLモニタリングサービスの提供を10月1日に開始した。取引前・取引後・トークン流通の3機能を備え、金融庁FinTech実証実験ハブの支援を受けた実証の成果を生かす。
10:30
S&P、DeFi融資ボールトのリスク評価手法を発表 市場規模は2年で6.7倍
S&Pグローバル・レーティングは4日、オンチェーン融資ボールトのリスク評価手法「ボールト・リスク評価(VRA)」を発表した。キュレーターやプロトコルなど6項目でリスクを分析し、個別評価は後日公表する。預かり資産は約100億ドルに拡大した。
09:50
日本政府、対露追加制裁 仮想通貨取引所ガランテックスなどが対象
日本はロシアへの追加制裁で、仮想通貨取引所ガランテックスなど33団体・9個人を資産凍結等の対象に指定した。「影の船団」への規制や、第三国4団体への輸出禁止も実施する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧