コミュニティ限定の「XRPカード」
暗号資産(仮想通貨)も取り扱うデジタル金融アプリ UpholdはIDソリューションを提供するGlobaliD社と提携し、XRP(リップル)の還元が可能となるマスターカードのデビットカード『 XRP Mastercard® Debit Card』を発行することを発表した。
ユーザーはこのカードを通して米ドルやUpholdが取り扱う仮想通貨銘柄を支払いできる。XRPの還元率については、最初100名のユーザーが3ヶ月以内に10,000ドル(100万円相当)を利用した場合、最大で5%のXRPが付与され、その後の還元率は2%となる。また、カードの発行と利用はまず米国に限定されるという。
還元されたXRPはUpholdが提供するウォレットで管理される。Upholdのプラットフォームはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、カルダノ(ADA)だけでなく、多くのDeFi関連銘柄の売買にも対応。また、仮想通貨だけでなく、株式や貴金属の取引もできる。そのほか、Upholdカードという独自のマスターカードのデビットカードも提供している。
また、このXRPカードはXRPのコミュニティ「The XRP Army」のメンバーに限定される。カードの発行申請にあたり、デジタルIDなどを提供するGlobaliDのプラットフォームから、「The XRP Army」というコミュニティに参加する必要があるという。
GlobaliDのGreg Kidd CEOはリップル社の元CRO(チーフ・リスク・オフィサー)で、今もXRPコミュニティの支持者として活動している人物。また、「XRPカード」プロジェクトのチームリーダーPaul Stavropoulos氏は発表で、「XRPがもたらすバリューを好むファンが多くいるため、XRPコミュニティのためのカードをローンチするのは自然なステップだと考えている」と話した。