NFTマーケットプレイスの取引が増加
NFT市場の盛り上がりを受け、NFTマーケットプレイスの取引が急増していることがわかった。
データサイトのDappRadarによると、NFTの二次流通が行われるマーケットプレイス大手、OpenSeaでは、今年1月1日時点で11万ドル(約1,200万円)ほどだった取引高(アプリのスマートコントラクトに流入した総価値)は、8月8日には7,132万ドル(約70億円)を記録した。
また、過去30日間のデータを見ても、取引高は11億ドル(約1,200億円)を超え、トランザクション数も121万に達している。
また、過去30日間の出来高ランキングでは、一位がCryptoPunksで115,784ETH(420億円)。5位にランクインした新規NFTプロジェクトPudgy Pengiunsでも16,987ETH(61億円)という高い出来高を記録している。
AxieやCryptoPunksなどが牽引
ここ数ヶ月のNFT市場をけん引してきた存在として、CryptoPunksに代表されるNFTコレクションや、NFTを利用したゲーム、Axie Infinityなどがある。
Axie Infinity
ベトナムを拠点とするSky Mavisが開発する「Play to Earn」をテーマとするブロックチェーンゲーム。様々な個性を備えるキャラクター(アクシー)を育成する。
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特にAxie Infinityは利用者数の多さで際立っており、過去30日間で27万人を突破した。
これは、同じく利用者の多いNBT Top Shotと比較しても、約3倍のトレーダー数となっている。
Axie Infinityは独自のマーケットプレイス機能を備えているが、Axie(操作するキャラクター)はOpenSeaなど外部でも取引されており、取引高急増の一因になっていると考えられる。