マイニング企業などの指数
米大手暗号資産(仮想通貨)投資企業Galaxy Digitalが、業界関連の指数(インデックス)提供を拡大することがわかった。
Galaxy Digitalは、米大手指数プロバイダー『Alerian and S-Network Global Indexes』と提携し、新たに8つのパッシブ型の指数を展開したという。
新たな指数は、仮想通貨マイナー、インフラ企業、仮想通貨事業に関連する企業、仮想通貨を保有する企業及び一部の投資商品のパフォーマンスを追うもので、「業界を幅広くカバーする」ことを目的としている。銘柄リスクには、マイクロソフト、フェイスブック、マスターカード、グレースケールのビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の投資信託などが含まれている。
具体的には、「Alerian Galaxy Global Blockchain Indexes」と「Alerian Galaxy Global Cryptocurrency-Focused Blockchain Indexes」という2つの指数カテゴリーにある指数の比重は全て平均で組み入れられており、毎月銘柄を調整される仕組みだ。それぞれの指数種類は下図で示されている。
Galaxy Digitalは以前から大手金融メディアブルームバーグと提携し、3年前に「Bloomberg Crypto Index」という最も流動性の高い銘柄を組み入れた指数をローンチした事例があり、先週にはブルームバーグと共同でDeFi(分散型金融)の指数の提供も開始した。
指数は投資商品の組成における指標になるため、機関投資家からの需要は高い。Galaxy Digitalはこれまで提供している指数に連動する「Crypto Index Fund」や「DeFi Index Fund」などの投資商品も運用している。
パッシブ・ファンドとは
パッシブ・ファンドは、「インデックス・ファンド」とも呼ばれ、ベンチマーク以上の収益を目指すアクティブ・ファンドと違って、銘柄の入れ替えの頻度や運用率も少ない。(三井住友DSアセットマネジメント参考 )
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