ERC20へのブリッジ
暗号資産(仮想通貨)カルダノ(ADA)で、イーサリアムブロックチェーンとのブリッジ機能が来週にもローンチする予定がわかった。
イーサリアムのトークン規格ERC20とのブリッジは、9月12日に予定される次期アップグレード『アロンゾ』に含まれている。アロンゾは主にスマートコントラクトを導入するためのアップグレードだ。
ブリッジツールに関しては5月にも言及されていたが、今月27日にIOHKが開催したCardano360というイベントで、IOHKのプロジェクトマネージャーFranciscoは「ユーザーはイーサリアムブロックチェーンからカルダノへトークンを移動させることができ、高速かつ低手数料といった恩恵を享受することができるようになる」とコメントした。
また、最初にトークンのマイグレーションを行うと計画しているのがSingularityNETというイーサリアム基盤のネットワーク。SingularityNET は分散型AI技術に特化しているプロジェクトで、ネイティブトークンAGIXをカルダノネットワークへ移動させる計画だという。
IOHKは28日に、『アロンゾ』のメインネット実装に向けて、アップグレードに関する提案を提出したことを報告。目標日の9月12日に実装できるように最終調整を行なっている。
トークンブリッジ
ブリッジとは、異なるブロックチェーン間でトークンを移動させ、相互運用を可能にすること。代表的なものとして、BSC(バイナンススマートチェーン)とERC20や、ソラナ(SOL)とERC20といったコンバーターがある。
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