はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手DeFiプロトコルSushiSwap、共同設立者が退任へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

0xMaki氏がアドバイザーへ移行

大手暗号資産(仮想通貨)DeFiプロトコルSushiSwapの中心人物であった0xMaki氏は18日、プラットフォームの運営から退き、助言をするアドバイザーとしての役割に移行することを発表した。

今後は、SushiSwapを担う次世代チームを育成し、サポートしていくと説明。0xMaki氏は、「Sushiは常にリーダー不在であることを目指している」と改めて強調した。誰か一人のリーダーが率いるよりも、運営や開発について「可能な限り分散化を促進したい」としている。

Sushiswapは2020年の夏より、分散型金融(DeFi)の分野に参入。分散型取引所(DEX)として、仮想通貨トレーダーにピアツーピアの取引を提供してきた。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

DEX(分散型取引所)とは

ブロックチェーン上に構築される非中央集権型取引所。「分散型取引所」の英訳である「Decentralized EXchange」から「DEX」とも呼ばれる。中央管理者を介さずに当事者間で直接取引を行うため、管理者に支払う手数料が不要で、その他に流動性が低い、秘密鍵をユーザーが管理するなどの特徴がある。

▶️仮想通貨用語集

多角的に発展するSushiSwap

0xMaki氏は、SushiSwapの成長について次のように述べている。

現在、私たちは20人以上のコア・コントリビューター(中心となるプロジェクト貢献者)を擁しており、すべてのユーザーインターフェースを統合した。

「Kashi」と「Miso」という2つのプロトコルを立ち上げ、Polygon、Arbitrum、Avalancheなど10以上の互換チェーンに展開している。

新しいNFTのプロジェクトも、もうすぐリリースされる。「Trident」も数日前にオープンソース化された。

私がいなくても、現在のチームがこのプロジェクトを成長させていくことができると確信している。

「Kashi(貸し)」とは、3月にリリースされた仮想通貨レンディング・マージン取引のサービスのこと。「Miso」は、トークンセールプラットフォームである。17日には、「Miso」でフロントエンド攻撃が発生し、一時約3.4億円相当のイーサリアム(ETH)が流出したが、その後盗まれた資金はすべて返却されたと報告されている。

関連SushiSwapのオークションサイト、フロントエンド攻撃で資金流出

「Trident」とは、新たに開発された自動マーケットメーカー(AMM)を指している。AMMは、予めプログラムされた価格決定アルゴリズムにより、注文の約定を自動化するものだ。

また、SushiSwapは、NFT(非代替性トークン)プラットフォームとして「Shōyu(醤油)」を構築しているところである。マルチチェーンのサポート、ソーシャルトークン、ギャラリー機能、所有権の分割、3Dメタバース、ソーシャルネットワーキング機能などを搭載する見込みとしている。

関連SushiSwap、NFTプラットフォーム「Shōyu」のHPを公開

このように、SushiSwapは創設からわずか1年ほどの間に、多面的な方向で発展してきた。0xMaki氏の退任にあたっては、ライバルプロジェクトであるUniswapの創設者、Hayden Adams氏も賛辞を述べている。

出典:THE BLOCK

Sushiswapの取引量は、2021年5月に250億ドル(約2.7兆円)以上を記録、その後は横ばいで、8月には、102億ドル(約1.1兆円)相当の取引があった。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。
07:35
プライズピックス、ポリマーケットと提携 米国で予測市場参入
プライズピックスが世界最大の予測市場プラットフォームのポリマーケットと複数年提携を締結した。連邦規制下でスポーツやエンターテインメントに関する予測市場契約を提供し、米国での事業拡大を目指す。
07:02
メタプラネット、株主数が日本の人口の約0.2%相当まで増加
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長は、同社の株主数が日本の人口の約0.2%相当にまで増加したと報告。過去数カ月で日本の株主数は66%増加したとも説明した。
06:30
TDコーウェン、ビットコイン年末価格を14万ドルと予想 ストラテジーのBTC追加購入数も試算
TDコーウェンがストラテジーの新規ユーロ建て優先株発行により6720ビットコインが追加されると予測した。ビットコインの年末ベースケース価格は14万1277ドルに据え置かれ、強気シナリオでは16万ドルを想定。
06:05
ブラジル中銀、仮想通貨と国際資本取引の新ルール導入
ブラジル中央銀行が仮想通貨取引および国際資本取引に関する包括的な規制を発表。サービス提供企業への許可制度や報告義務を設け、資本移動の透明化および安全性を強化する。
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧