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仮想通貨懐疑派のバフェット氏、孫娘はNFTアーティストとして活躍

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTアーティストとして活躍

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の孫娘に当たるニコール・バフェット氏(Nicole Buffett)は、NFT(非代替性トークン)についての考えをメディアに語った。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

アーティストとして活動するニコール氏が発行するいくつかのNFTコレクションは、数か月でほぼ売り切れている。自らのNFT作品を売却することによって収入は約4倍になったと明かし、「これは、アートをグローバルに共有し、アートがその目的を果たし続け、人々とつながることを可能にするもう1つの方法だ」と語っている。

バークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏は、ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)に批判的な人物として知られてきた。特に数年前にビットコイン(BTC)を殺鼠剤と表現し酷評したことは、仮想通貨業界からも大きな反響があった。

関連:「ビットコインが殺鼠剤なら、鼠は現金だ」著名投資家ビル・ミラーがバフェットに意趣返し

ウォーレン・バフェット氏とは

世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイのCEOで長期投資の手法で成功を収めていることで知られる。日本では「投資の神様」と形容されることも多い一方、仮想通貨に批判的な発言の数々でも知られる。

▶️仮想通貨用語集

しかし、孫娘のニコール氏は、コロナ禍でアーティストとしての活動が制限される中、NFTとその支払いに使われるイーサリアム(ETH)を積極的に活用している模様だ。

ニコール氏はNFTを最初に触れた時のことを「私は理解が出来ておらず、質問ばかりする面倒な人だった」と、メディアInstitutional Investorに語っている。

しかし現在では、これまでの自身の絵画作品をPhotoshopを用いてデジタル化し、OpenSeaなどのマーケットプレイスで販売。Fortune誌が選ぶNFT界で最も影響を与えている50人にも選ばれているNFTアーティストでもある。

出典:OpenSea

NFTの利点としては即時性や世界中のバイヤーと繋がることができる点を挙げた。NFT市場が過熱気味とはいえ、作品を売り出せばすぐに閲覧され、買い手が付くことはNFTの大きな利点と指摘。

祖父とは正反対の取り組みを行っているが、ニコール氏はアートへの投資は株式や債券へのそれとあまり相違ないものと考えているようだ。

持続的な価値を持っているか、市場でやり取りされているかなど、ウォーレン氏がニコール氏に問いかけた投資哲学にアートは当てはまるとした。

なお、価格が高騰する傾向のあるNFT市場に対しては、ニコール氏はNFTが手ごろな価格で取引されることを望んでいるという。

私は日常のアーティストとして見てもらいたいと思っている。気軽に購入して、楽しんでもらいたい。

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