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仮想通貨取引所バイナンス、新たにシンガポールでサービス提供停止へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが新たにサービス停止へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは27日、シンガポールのユーザーに対するサービス内容を変更すると発表した。

協定世界時(UTC)で10月26日4時(日本時間26日13時)以降、同国のユーザーはバイナンス本家の「Binance.com」において、以下のサービスにアクセスできなくなるとしている。理由はコンプライアンスを遵守し、同国の規制に従うためだとした。

  • 法定通貨の入金
  • 仮想通貨の現物取引
  • 法定通貨を介した仮想通貨の購入
  • Binance Liquid Swap

Binance Liquid Swapとは

プールされたトークン同士を交換できるサービス。トークンを預けて流動性を提供するユーザーは金利を得ることができる。

▶️仮想通貨用語集

今年の4月以降、各国の規制当局はバイナンスに対する監視を強めている。シンガポールについては今月2日、中央銀行(Monetary Authority of Singapore=MAS)が「Binance.com」を「警告リスト(未登録業者)」に追加したことが判明。

その後5日にはバイナンスが、シンガポールの法定通貨の取引ペアとペイメントオプション、およびシンガポールのiOSとGoogle Playのストアにおけるアプリ対応を停止することを発表している。

関連仮想通貨取引所バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

バイナンスは今回の発表で、「我々の目的は、ブロックチェーン技術やデジタル資産において、持続可能なエコシステムを構築することだ」と説明。そして「今回のような対応を行うことによって、長期的には業界の成長につながると望んでいる」とした。

シンガポールのユーザーには、期限までに法定通貨を出金したり、トークンを償還したりしておくなど、必要な取引を行なっておくように促している。

シンガポールでの事業

バイナンスは、シンガポールで運営のライセンスを申請中だと報じられている。バイナンスは2019年7月、シンガポール拠点の仮想通貨と法定通貨の取引所を立ち上げた。

ブルームバーグがこの申請を報じたのは昨年の2月で、現在でも審査中だと見られている。シンガポールの中央銀行が警告リストに加えたのは「Binance.com」の方で、バイナンス・シンガポールの「Binance.sg」は追加していない。

関連バイナンス、シンガポールで仮想通貨取引所の営業免許を申請=bloomberg

バイナンスの担当者は今月、CoinPostの提携メディアThe Blockに対し、「Binance.sgとBinance.comとは別々の取引所だ。バイナンス・シンガポールの運営企業は現在、シンガポールの中央銀行にライセンスを申請中である」と説明した。

バイナンス・シンガポールは現在、中央銀行から一時的に規制の免除を受け、運営を継続しているという。

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