バグで16億円COMPを誤送金
大手DeFiレンディングプラットフォームCompoundで、スマートコントラクトのバグが発見されたことがわかった。
バグの報告を受け、COMPトークンは一時急落していた。
バグが見つけられたのは30日朝で、流動性マイニングでエラーが発生し、16億円に相当するCOMPが報酬として送信されたという状況だ。Compound側は公式でバグがあったことを報告。
🚨 Unusual activity has been reported regarding the distribution of COMP following the execution of Proposal 062.
— Compound Labs (@compoundfinance) September 29, 2021
No supplied/borrowed funds are at risk — Compound Labs and members of the community are investigating discrepancies in the COMP distribution.
バグ発生の原因は『提案062』の実施に関係している模様で、Compound側は貸し・借りのプールにあるファンドがバグから影響を受けていないと説明し、COMPの異常配布について現在、調査しているとした。
Compoundは人気DeFiプラットフォームで、DeFiPulseのデータによると、その運用資産の総額が約1.1兆円に達しており、5位に位置する。
流動性マイニングとは
イールドファーミングを行う人達を惹き付けるため、流動性提供の対価として利息の他にガバナンストークンが付与されることを指す。
イールドファーミングは、DeFi上で仮想通貨を預けて流動性を提供することにより利益を得ること。
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