はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Orchidの仮想通貨OXT、米銀行で取り扱い開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

連邦政府公認の銀行としては初

分散型VPNサービスを提供するオーキッド(Orchid)は日本時間10月1日、独自に発行する仮想通貨「OXT」が、アメリカの地方銀行Vast Bankで取り扱いが始まったことを発表した。

Vast Bankの新サービス「Crypto Banking(クリプト・バンキング)」では、オーキッドのOXTに加え、ビットコイン、イーサリアム、カルダノ、ファイルコイン、ライトコイン、アルゴランド、およびビットコインキャッシュといった全8銘柄の売買や保管を、Vast Bankの口座だけで行うことができる。

Vast Bankとは

出典:Vast.bank

Vast Bankは、1982年に米国オクラホマ州タルサで設立された地域密着型の銀行だ。

新たにサービス提供が始まったCrypto Bankingのなかで、OXTトークンは連邦預金保険機構(FDIC)で保証された当座預金口座保有者によって、直接購入できるデジタル資産の1つとして選ばれている。

当座預金を利用してデジタル資産の売買や保管を行うことができる初の連邦政府公認銀行として、米国政府に先日承認されていた。

関連:銀行のビットコイン取引サービス、米国で年内にも実現か=CNBC

関連:米ネブラスカ州、銀行の仮想通貨取り扱い認める法案を可決

関係者コメント

Vast BankのCIO(最高情報責任者)、スティーブン・テイラー(Stephen Taylor)氏は次のようにコメントした。

当行は常にお客様の声に耳を傾けていますが、ここ数年、お客様とのやりとりの中で最も頻繁に取り上げられた話題の一つが仮想通貨でした。

お客様からは、銀行口座を使ったデジタル資産の購入をご要望されていました。これが、当行のCrypto Bankingサービス開発の原動力となりました。

当行のお客様がこのような革新的な方法でOXT資産にアクセスし、管理できるようになることを嬉しく思います。

   

また、オーキッドの共同創業者兼CEOであるスティーブン・ウォーターハウス(Steven Waterhouse)博士は、こう述べている。

我々はOXTが、米国連邦政府公認の銀行が提供する最初のデジタル資産の一つであることを誇りに思います。

OXTは、オンラインプライバシーをあらゆる人々が利用できるようにするというオーキッドのミッションの重要な要素であり、Vast BankがOXTの提供を決定したことで、より多くの人々にアクセスが拡大することを期待しています。

    

OXTトークンについて

オーキッドの独自仮想通貨であるOXTは、分散型VPNサービスに特化したオーキッドのプラットフォームで、経済的インセンティブとして機能するERC-20規格に準拠したトークンだ。

VPNとは

VPNは「Virtual Private Network」の略。インターネット上に構築された仮想の専用線を指し、特定の人のみが利用できるネットワークのこと。安全なルートを確保した上で、重要な情報をやりとりできるメリットがある。

仮想通貨用語集

オーキッドユーザーはプロバイダーに対し、分散型VPNサービス利用料をOXTで支払うことができる。またオーキッドでは、少額決済およびピアツーピアのトランザクションが可能であるというトークンの性質を応用した、「確率的ナノペイメント」と呼ばれる独自の決済システムが採用されている。

OXTトークンは9月14日に、香港の大手仮想通貨取引所KuCoinに上場されたと発表ばかりだった。

関連:オーキッドの仮想通貨OXT、海外取引所KuCoinに上場

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/18 金曜日
18:29
業界キーパーソン3名が語る仮想通貨市場の現状と展望|香港Web3 Festival2025
香港Web3 Festivalで、TON Foundation取締役のスティーブ・ユン氏、香港立法会議員のダンカン・チウ氏、CoinMarketCap CEOのラッシュ・ルー氏にインタビュー。マクロ経済の影響、規制環境の変化、アジア市場の可能性について、業界リーダーたちの見解を独占取材した。
18:12
Neowave Academyが日本進出 Web3の潮流を切り拓けるか
Neowave Academyが主催した「Tokyo Nexus」イベントで日本Web3市場への本格参入を宣言。伊藤健次氏やArata氏などが集結し、投機から価値蓄積へと進化する暗号資産市場を分析。教育コンテンツを中心とした事業展開を推進し、Web3普及に向けた取り組みを共有。
14:00
トランプ関税政策で揺らぐ米国マイニング産業──東南アジア製機器依存の代償と国内生産への転換
トランプ大統領の新たな関税政策で、東南アジア製マイニング機器に依存する米国のマイニング業界が危機感を募らせている。緊急対応策として、機器の輸入を急ぐ企業や海外拠点を模索する企業もあるが、米国内で製造することを選択する企業もある。
13:25
アジア初のXRP投資商品、リップル社が初期出資へ
仮想通貨運用会社HashKey Capitalが、アジア初のXRPパフォーマンス追跡型投資ファンドを発表。Rippleが初期出資を行い、機関投資家向けに直接保有せずXRPへのエクスポージャーを提供する新たな投資手段が誕生。
12:29
LINE NEXT CSO「キム・ウソク」氏が語るWeb3大衆化戦略とは
LINE NEXT CSOのキム・ウソク氏がWeb3の大衆化戦略を語る独占インタビュー。LINEの強みを活かし、ウォレット体験の改善、直感的なUI、メッセンジャーとの連携強化で1,000万人のユーザー獲得を目指す。Web2からWeb3への架け橋となる挑戦に注目。
12:04
重要局面のビットコイン85000ドル付近を維持、3月の関心指数は増加
ビットコイン価格が下降トレンドラインと200日移動平均線の狭間で重要局面を迎える中、「ビッグショート」のスティーブ・アイズマン氏はマクロ市場に警戒感を示す。Google検索データが示す個人投資家の関心回復も相まって、市場は混沌とした展開を見せている。
11:35
イーサリアム、クジラの大量売却が相次ぐ ETHの将来性と課題は?
仮想通貨イーサリアムのクジラが3年ぶりに活動を再開し7億円相当を売却した。フィデリティはイーサリアムの将来の可能性と課題を分析するレポートを発表している。
10:45
ソラナ基盤のRaydium、カスタマイズ性重視のミームコインローンチパッド「LaunchLab」をリリース
ソラナ上のDEX「Raydium」が新トークンローンチパッド「LaunchLab」をリリースした。カスタマイズ性の高さとコミュニティ還元機能を特徴としておりPump.funの競合となる。
09:45
リップル社買収先のHidden Road、米国でブローカーディーラーの認可取得
リップル社が買収する計画のHidden Roadは、完全子会社が米FINRAからブローカーディーラーの認可を取得したと発表。これからサービスと顧客基盤を拡大していく。
09:25
レイヤーゼロ、a16zから約80億円追加投資 価格10%高
価格10%ほど上昇もATHから67%減 大手ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)傘下の「a16zクリプト」は18日、クロスチェーンインフラLa…
07:50
国内ファッションブランド「ANAP」、ビットコイン約2億円分購入
日本のファッション企業ANAPホールディングスが約2億円相当のビットコイン購入を発表。「デジタルゴールド」としての価値に着目し、子会社ANAPライトニングキャピタルを通じた投資戦略の一環として実施した。
07:15
バイナンスCEO、複数国の仮想通貨準備金創設を支援中と明かす
バイナンスのCEOは、同社が複数の国に対して、ビットコインなどの仮想通貨準備金創設の助言を行なっていると明かした。また、デジタル資産の規制整備も支援していると話している。
06:35
ビットコイン価格安定の背景 機関投資家と企業の買い支え
仮想通貨ビットコイン価格の安定性要因についてブルームバーグのETF専門家が指摘。機関投資家の強いETF買い意欲と、マイクロストラテジーなどの超大口ホルダーの継続的な蓄積が下落相場を支えている。
06:10
ビットコイン、安全資産需要の波に乗れず 金ETFには約3兆円流入──JPモルガン分析
JPモルガンの最新レポートによると、マクロ経済の不確実性の中、金は安全資産として資金流入を集める一方、ビットコインはデジタルゴールドの役割を果たせていない。金ETFが第1四半期に3兆円弱の純流入を記録する中、ビットコインETFは3カ月連続の資金流出を記録。
05:40
トランプ大統領、パウエルFRB議長解任に初言及 「遅すぎる」利下げ判断を批判
トランプ大統領がSNSでパウエルFRB議長を「常に遅すぎて間違っている」と非難し、「解任は早ければ早いほど良い」と初めて明示的に解任に言及。欧州中銀が7回の利下げを実施する中、関税政策効果を活かした利下げを求める発言が再び市場に波紋。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧