はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

BTC(ビットコイン)テクニカル分析:移動平均線のゴールデンクロスは”買いシグナル”

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCの買いシグナルを探る
CoinPost所属のテクニカルアナリストがチャートを分析。 前回のXRP(リップル)に引き続き、第2回はBTC(ビットコイン)編です。直近の上昇は買いなのかどうか、「移動平均線」と「一目均衡表」という2つのテクニカル分析手法を使って考察しています。

5/25テクニカル分析(BTC編)

今回は、仮想通貨の時価総額1位「BTC/JPY」のテクニカル分析を行います。

日本の取引所の中でもトップクラスの取引高を誇る「bitFlyer」のJPY/BTCのチャートを使い、短期から中期の目安となる15分足に設定し、移動平均線と一目均衡表を使って分析を行います。

1つめの指標:移動平均線

まずは移動平均線から見ていきましょう。

移動平均線とは

一定期間の株価の平均値を線とつなぎ合わせた指標のこと。主に短期、中期、長期の移動平均線三本を使用して分析を行う。テクニカル分析を始める人がまず最初に学ぶであろう分析手法でありながら、さまざまなテクニカル分析を学んでも行き着く先は移動平均線だと言われるほど、奥の深い分析手法。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

出典:bitFlyer

短期移動平均線(白色チャート)が緑で、中期移動平均線が赤、長期移動平均線が青となります。

上記の図を見ると、5月25日にかけてまず短期移動平均線である緑のラインが下向きから上向きに変わり、中期移動平均線である赤のラインを上抜けて、上昇をし始めています。

さらに中期である赤の移動平均線のラインも上向きになり、直近で青の移動平均線である長期移動平均線を超えました。

このように、短期の移動平均線が中期の移動平均線を超える事を「ミニゴールデンクロス」といい、中期の移動平均線が長期の移動平均線をクロスして超えていく事を「ゴールデンクロス」と呼びます。

これらが出現した場合、買いシグナルの一つになっていると言えます。

2つめの指標:一目均衡表

次に、上記の移動平均線を使ったチャートに一目均衡表を加えていきます。

一目均衡表とは

ペンネーム「一目山人」という方が作り上げた、日本発のテクニカル分析手法。 転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンという線が描かれており、先行スパン1と先行スパン2の間に構成される”雲”の上下のどの位置に株価があるのかといった見方で説明される事が多い。雲より下に株価がある場合は抵抗帯となり、雲より上に株価がある場合は支持帯となる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

出典:bitFlyer

上記の図を見ると、直近移動平均線がゴールデンクロスしているのに加え、BTC価格の値動きは一目均衡表の雲(赤くなったり緑になったりしている部分)を突破している事がわかります。

価格が雲を突破する動きは、一目均衡表を使った分析における「「買いシグナル」の一つとされております。

まとめ

移動平均線ではゴールデンクロスしており、一目均衡表でも雲を突破している事から、1〜2日程度の間の短期から中期のトレンドにおいては、買いのシグナルが出ていると言ってもいいでしょう。

CoinPostの関連記事

仮想通貨ビットコインとは|初心者でもわかる注目ポイントと将来性を解説
仮想通貨(暗号資産)ビットコインの誕生から2021年現在までの歴史、主な特徴や将来性について初心者にも分かりやすく解説。
XRP(リップル)テクニカル分析:RSIの節目が接近、買いのタイミングを考察
CoinPost所属テクニカルアナリストが、仮想通貨「XRP(リップル)」のチャートを分析。XRPの買いを入れるにあたり、狙い目のタイミングはいつなのか。ボリンジャーバンドとRSIという2つのテクニカル手法を使って、投資初心者にもわかるよう考察しています。

免責事項

当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。

また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 金曜日
05:50
ブラックロック、最大2%のビットコイン投資配分を推奨
世界最大の資産運用会社であるブラックロックは12日に発表した報告書で、投資家のポートフォリオの1〜2%を仮想通貨ビットコインに配分することを推奨した。
12/12 木曜日
20:00
ソラナのリキッドステーキングとは?JitoやバイナンスSOLなど注目動向
ソラナのリキッドステーキングについて、仕組みから始め方まで徹底解説。年利5-8%の報酬に加え、DeFiでの追加収益も期待できる新しい資産運用方法を、初心者にもわかりやすく解説します。2024年12月時点の最新情報とリスクも網羅。
19:06
自民党、新体制「web3ワーキンググループ」始動
自民党デジタル本部が「web3ワーキンググループ」を新設し、暗号資産(仮想通貨)に関する制度および税制の見直しに向けた議論を本格化させる。平将明デジタル大臣は国会答弁で、先日の石破総理の答弁を補足する形で税制改正について説明した。
18:00
JR東日本、Suicaデータ活用のブロックチェーンアプリ「JRE WALLET」発表
JR東日本が世界5億人規模のメタバースZEPETOなど8社と提携し、Suicaデータを活用した新プラットフォーム「JRE WALLET」を2025年1月に開始。ブロックチェーン技術を基盤に、移動データと連動したデジタル報酬など、新たな顧客体験を提供へ。
17:45
バイナンス、3種類の仮想通貨取引ペアを12月13日に取扱い中止
大手仮想通貨取引所バイナンスが、DCR/BTC、PEPE/TUSD、ZEN/ETHの3通貨ペアの取扱いを12月13日に中止。各トークンの上場廃止ではなく特定取引ペアのみが対象。流動性向上を目的とした定期的な見直しの一環。
16:00
「日本は仮想通貨イノベーションの重要な市場」量子耐性のL1ブロックチェーン「Diamante」創設者に独自インタビュー
次世代ハイブリッドL1ブロックチェーン、Diamanteの創設者へCoinPostが独自インタビューを行った。同社は日本を重要市場と位置付けており、日本企業やブロックチェーン協会と協議を進めると同時に、コラボレーションにも力を入れている。
15:00
DOGE・LTCマイニングが収益源に 上場企業が相次ぎ参入
BIT MiningとVivoPowerがドージコイン・ライトコインマイニング事業に参入。ビットコインと比べ約3倍の収益性を実現し、再生可能エネルギーとの統合で環境負荷軽減も実現。企業の新たな収益戦略として確立へ。
13:40
仮想通貨SUI(スイ)史上最高値更新、前日比30%高騰 材料まとめ
仮想通貨スイは12日、28.8%続伸し史上最高値を更新して4.85ドルの値をつけた。複数の材料があり注目を高めている。
13:05
マラソン(MARA)、ビットコイン1600億円相当を追加購入 ライオットも買い増し計画
米マイニング大手マラソンが仮想通貨ビットコインを追加購入。総保有量40,435BTCに達した。競合ライオットも買い増し計画を発表している。
12:32
ビットコイン10万ドル回復で日米の関連株全面高、アルトはXRPなど大幅反発
仮想通貨市場では米CPI通過の安堵もあり買い戻しが先行。ビットコイン10万ドル回復を受け、日米株式市場では仮想通貨関連株が全面高となった。アルト市場ではXRP(リップル)などが大幅反発している。
11:30
トランプ一族のDeFiプロジェクト「WLFI」、7.6億円相当のイーサリアムを購入
トランプ一族が推進する仮想通貨DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」の最新動向が、トレーダーの注目を集めている。最近の取引データによると、プロジェクトは約500万ドル相当のイーサリアムcし現在のETH保有残高は5,000万ドルを超えている。
10:50
ソラナのリサーチャー、サンドイッチ攻撃に対策案を提示
arscというボットが仮想通貨ソラナのブロックチェーンで、サンドイッチ攻撃によって1日あたり数億円規模の利益を得ているという。リサーチャーが集権化を懸念して短期的な対策案を2つ提示した。
10:40
イタリア、仮想通貨売却益への増税計画を大幅縮小か
イタリアでビットコインなど仮想通貨へのキャピタルゲイン税率引き上げ計画が見直されている。大幅縮小または据え置きとなる見込みだ。
09:55
イーサリアム価格6%上昇、現物ETFで760億円相当のETH購入を観測
Arkhamによると、ブラックロックとフィデリティなどの金融大手が運用する仮想通貨イーサリアムの現物上場投資信託が過去2日間で760億円相当のETHを購入。
08:30
米CPI受けビットコイン10万ドル回復、仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米消費者物価指数の伸び率が市場予想に一致したことを受けて、米連邦公開市場委員会が利下げに踏み切る可能性が高まったとの見方が強まる中、回復基調を見せた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧