投資アドバイザーにビットコインの取引を提供開始
米ナスダック上場の大手証券会社Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ)は18日、投資アドバイザー向けに暗号資産(仮想通貨)の取引および保管サービスを提供することを発表した。
同社は9月、顧客に仮想通貨の取引および保管サービスを提供し始めた。投資アドバイザーに対応する銘柄は9月に発表されたものと同じで、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4種となる。
関連:米大手証券会社、仮想通貨取引サービスを開始 ビットコインなど4銘柄
仮想通貨サービスの提供は、ニューヨークの仮想通貨関連企業Paxos社との提携で実現。同社は仮想通貨取引サービスを提供するPayPalの提携先でもあり、仮想通貨取引の仲介機能を果たしている。
今回、Interactive Brokersが提供する対象は、RIAという「登録された投資アドバイザー」。同社を利用するアドバイザーはクライアントの証券口座で株式やオプション、ETFだけでなく、仮想通貨資産の運用も行える。
同社のマーケティング&プロダクト開発責任者Steve Sanders氏は発表で、「ごく一部のポートフォリオを仮想通貨に割り当てることは、最近では主流になりつつある」とコメントした。
関連:米大手証券会社Interactive Brokersの創設者、ビットコインを3年前から保有
Interactive Brokersは米国およびグローバルで証券取引のサービスを提供する企業で、25兆円に相当する顧客の資産を運用している。